こんにちは、ナカシン(@nakashin2018)です。
今日は台湾旅行2日目の午後に訪れた、高雄の旗津半島にフェリーで行く方法と現地でレンタサイクルして観光地巡りをした時の体験を紹介したいと思います。
旗津半島はかつて台湾本島と陸続きでしたが、港湾整備によって島となりました。
そのため電車が通っておらず、最寄りのMRTの駅から歩いて10分ぐらいのフェリー乗り場から船に乗って島へ渡るのが一般的。
旗津には観光市場や史跡、海水浴場、灯台、寺廟など見どころ満載のスポットが点在しており、高雄で外せない観光地の1つです。
私たちはこの日の午前中に佛光山佛陀紀念館を観光して、そのまま旗津へ直行し、13時半の船に乗って島に到着しました。

帰りの船に乗ったのが19時半でしたので、実質的に6時間観光したことになります。
半日だと少し物足りない感じはしますが、レンタサイクルを利用することで少ない時間でも効率的に島内を観光することができました。
そこで、「旗津半島を観光したいけど時間的に余裕がない」って人の参考になるように、レンタサイクル6時間観光を書いていきます。
Contents
旗津半島の場所と行き方
まずは、旗津半島の場所と行き方を確認しておきましょう。
場所は高雄市内の南西部に位置しています。
行き方は美麗島駅で東西を結ぶオレンジラインに乗り換え、西の終点である西子灣駅で下車し、10~15分歩いてフェリー乗り場へ向かいます。
で、フェリーに10分ほど乗船して島に渡ると到着!!
西子灣駅からフェリー乗り場まで歩く
西子灣駅で電車を降りて上がり、1番出口の方を目指して改札を出ます。
1番出口から地上に出ると、正面にレンタルバイクの店がありますのでこの前の通り、「麗雄街」を左に向いて進んで行きます。
住宅や商店が立ち並ぶ通りを5分ぐらい歩くと、T字路に出ますのでこの突き当りを右へ曲がってさらに直進。
まっすぐに進んだ先に「鼓山輪渡站」と書かれたフェリー乗り場に到着します。
フェリー料金と支払い方法、旗津港に到着するまで
フェリー乗り場では先に乗船料を払ってから、待合室で船の到着を待ちます。
料金は支払い方法によって異なり現金の場合は40元、悠遊カード(Easy Card)や一卡通(iPass)などの電子マネーだと半額の20元になります。
MRTに乗車するときと同じで、機械にカードをかざしてピッという音がなると料金の支払いが完了するシステムです。
船を待っていると、旗津からの便が到着しました。
フェリーは朝5時から深夜2時まで運行されていて、旅行者が多く利用する時間帯は10~15分間隔です。
乗船して2階のデッキから撮影した1枚です。
1階はバイクのまま乗船できる構造になっているので、写真のようにバイクに乗った地元民も次々と船に乗り込んでいました。
さあ、旗津に向けて出港です!!
と思ったら10分ほどでもう対岸の旗津フェリー乗り場に着きました!!
旗津半島に着いたらまずレンタサイクル
フェリー乗り場を出てると、飲食店や土産物屋が軒を連ねる旗津老街というメインストリートが近くにありますが、そこは帰り立ち寄ることにしてまずは島内の観光です。
旗津半島は細長い島に観光スポットが点在する形になっていますので、効率よく回るにはタクシーかレンタサイクルを利用します。
フェリー乗り場周辺にはレンタサイクルのお店がいくつかあって、気軽にサイクリングが楽しめるようになっています。
旗津の自転車レンタル料金
じっくり選ぶ時間がもったいないので、少し見て粉紅小豬租車という店で自転車をレンタルることにしました。
レンタサイクルの料金は、普通の自転車が1日時間制限なしで150元。
屋根付きの4人乗り自転車や、モーターが搭載されていてペダルを漕ぐ必要がないタイプの自転車は、1時間300元となっています。
店によって値段は異なっていて、もっと安いところもあるようです。
台湾の真夏は日本と同じく猛暑なので、体力に自信のない人や海外に来てまで激しい運動をしたくない人は電動自転車がおすすめ。
日焼けをしたくない女性も屋根付きの自転車の方がいいかも知れません。
旗津の観光地マップをゲット
自転車をレンタルすると、旗津の観光地マップが貰えます。
画像は今回レンタルした粉紅小豬租車作成のマップですが、他のお店で自転車を借りても同じようにマップを頂けると思います。
時間の都合上、23か所全部回るのは不可能なので山沿いと海岸沿いの有名スポットを教えてもらって出発することにしました。
自転車で訪れた旗津の観光スポット
それでは、自転車をレンタルしてから半日で訪れた旗津の観光スポットを順番に紹介していきます。
旗後燈塔と旗後砲台
最初に山側の一番端にある旗後燈塔(灯台)と旗後砲台を訪れました。
どちらの場所も旗後山の上にあるため、自転車をふもとにおいて徒歩で坂を上がっていくことになります。
旗後山の上に行くと旗後燈塔と旗後砲台を行き来できる小道があるようですが、わたしたちはそれを知らず、燈塔と砲台の坂を上り下りして無駄な体力を消耗してしまいました。
こちらが旗後燈塔。まあ、日本にもあるような普通の灯台でした。
旗後燈塔から見る絶景。遠くに高雄85スカイタワービルが見えます。
燈塔の坂を下りると、今後は旗津砲台に移動。
山のふもとに自転車を止めて、再び坂の上の砲台目指して猛暑の中歩いていきます。
バテバテで砲台に到着し、内部を撮影。
砲台は撤去されてますから、赤いレンガ造りの歴史的な建物があるだけで現地のガイドもおらず、観光客が勝手に中に入って写真を撮っていました。
旗津で一番見るべきなのは、砲台の建物というよりこの景色ではないでしょうか?
建物の上に行くと、高雄市内と旗津半島の街並みを一望できる場所があり、坂を歩いて上ってきた疲れを癒してくれます。
星空トンネル
旗後山の次は、山の下を貫通している星空トンネルです。
ここも旗後燈塔と旗後砲台のすぐ近くなので、先程の砲台のふもとに自転車を置いたまま、歩いて行くことができます。
京都市左京区にある蹴上インクラインの下を通る、ねじりまんぽ(蹴上トンネル)に似た印象を受けました。
トンネルを抜けた反対側はレンガ造りです。
日本のサスペンスドラマに出てきそうな、断崖絶壁の海になっています。
旗后観光市場
旗後燈塔、旗後砲台、星空トンネルを観光して疲れたのと、昼食をとっていなかったので休憩の目的で旗后観光市場を覗いてみることにしました。
このカラフルな建物の1階に旗后観光市場があり、干したタラやイカ、マグロなどの乾物おつまみを量り売りする店が軒を連ねて賑わっています。
また、建物の前は海水浴場でメインストリートには昼間でも屋台が出ており、まるでお祭りのようでした。
ゆっくりと見て回る時間がなかったので、写真で雰囲気だけ味わってください。
この日は土曜日で観光客と地元民が多く訪れており、関西で言うなら黒門市場や錦市場のような活気がありました。
食事できる場所を探して上に行ってみると、旗后観光市場の建物2階はホテルでした。
フロントにいたスタッフにレストランがないか聞くと、ホテル屋上に案内されここで遅めの昼食タイム!!
どこでも食べられるカレーにしたので、写真は撮っていません。
旗津踩風大道
昼食を食べて水分補給してエネルギーを回復すると、旗津海水浴場から海沿いのサイクリングロード(旗津踩風大道)に入って先へ進みます。
日本の海岸沿いと違って、ヤシの木が生い茂り南国情緒があふれていますね。
15時を過ぎると日差しが少し弱くなってきました。
旗後燈塔と旗後砲台を観光していた14時は猛暑で、汗だくになってペダルを漕いでいましたが、夕方の海岸沿いは風が心地よく走っていて気持ちよくなります。
海珍珠
巨大な貝殻のオブジェ、海珍珠です。
行きは観光客がたくさんいて、思うような写真が撮れなかったので帰り誰もいなくなったタイミングを見計らって見事撮影に成功しました。
近くに貝殻博物館があって、セットで立ち寄ることもできますが先を急ぐためパス。
海珍珠の前に自転車を止めて撮影。奥に見える建物が貝殻博物館です。
風車公園
サイクリングロードの終点と思われる、風車公園までやってきました。
徐々に日が暮れてきていましたが、まだ時間的に大丈夫だと判断してさらに海岸沿いの一般道をひたすら南へ進みます。
土地公(福興宮)という寺院に到着して、時間を確認するとすでに17:26!!
徐々に日も暮れてきたし、さすがにこれ以上先に進むと高雄に帰る時間が遅くなりそうな気がしたので引き返すことに。
結局、旗津半島の4分の3ぐらいの地点まで到達して楽しいサイクリングは終了。
帰りのフェリー乗り場は長蛇の列
レンタサイクル返却後は旗津のメインストリートである、旗津老街を少し見る予定でしたがフェリー乗り場を見ると長蛇の列。
すでに時間は19時でこの後、どこかで夕食を食べて夜市に行く計画をしており、次の日は台北への移動も控えていました。
なので、旗津老街の散策は断念して50嵐でタピオカミルクティーだけ買ってフェリーの列に並ぶことに。
旗津老街の50嵐もお客さんでいっぱいでした。
連れの友人お気に入り!!
30分以上は列に並んだでしょうか?
無事に旗津港からフェリーに乗って、高雄に戻ることができて旗津半島の半日観光が終了しました。
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【高雄】旗津半島にフェリーで行ってレンタサイクルで半日観光:最後に
以上、高雄の旗津半島にフェリーで行ってレンタサイクルを利用し、半日で効率的に観光した様子をレポートしました。
結果的にレンタサイクル店で頂いたマップの観光スポットは10か所も回れてません。食事もご当地の海鮮グルメではなく旗津とは関係のないカレーを食べたのみ。
でも、当初から旗津半島ではサイクリングすることが目的でしたので、ヤシの木が立ち並ぶ台湾ローカルの海岸沿いを爽快に走れたことは旅の良い思い出になりました。
6時間の滞在でもかなり楽しかったです。
また次来る機会があれば、今回行けなかった観光スポットを訪れたりや海鮮グルメを食べたり、自転車で旗津半島の端まで行ってみたいと思います。
ただ、今回のわたしたちと同じく短時間で観光したい人に、必ず見といた方がいいと思う場所を1つ挙げるなら、旗後砲台から見る高雄と旗津半島の絶景ですね。
旗津に行くならサイクリングと旗後砲台の絶景はプランに入れることをお勧めします。