こんにちは、ナカシン(@nakashin2018)です。
今日はフリーランスの人が賃貸マンションを借りる時のハードルとなっている、入居審査に通過する方法を書いていきます。
プロフィールにも記載しておりますが、私はフリーランス転身後しばらく収入が少なかったので実家暮らしでした。
3年ぐらいでようやく会社員時代の給料を超えて、ようやくおひとりさまフリーランスデビューを考えるようになります。
さて、ここで問題なのが
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フリーランスでも賃貸契約は可能
まず初めに結論を言っておくと、フリーランスでも賃貸契約は問題なくできます。
賃貸マンションを探し始めた当初、京都市内でおひとりさま生活をしようと思っていろいろと物件を検索し、実際に賃貸住宅サービスの営業所にも足を運びました。
「職業は自営業、ネット通販用の自宅兼事務所として利用できるマンションを希望」と嘘偽りなく営業マンに伝えたところ、至って普通の対応をされました。
で、いろいろ考えた末、実家から近い枚方市樟葉駅周辺で良い物件が見つかって、今度は地元の不動産会社を訪問することになりました。
そこは南楠葉にある不動産仲介センチュリー21のフランチャイズ店で、「住まいの創造館ネッツ・トラスト」という会社です。
ここでも自営業だから賃貸の仲介不可と言われることはありませんでした。
最終的に「住まいの創造館ネッツ・トラスト」を通して賃貸契約するになりますが、審査に時間を要することなくスムーズに通過し、個人的には楽勝だった記憶があります。
訪問した不動産大手の直営店とフランチャイズ店の対応を経験した限りでは、自営業やフリーランスという理由だけで賃貸契約を拒否されることはないと思います。
実際に口頭で営業マンに確認もしているので間違いありません。安心してください。
賃貸契約に必要な物
さて、フリーランスでも賃貸マンションを借りられることは理解して頂いたと思いますが、だからと言って誰でも簡単に契約できるというわけではありません。
貸主にとって一番気になるのは借主が毎月きちんと家賃を払ってくるかどうか。
その点でフリーランサーは毎月の収入が会社員のように安定していないため、不動産屋と大家さんの信頼を得るのが少し難しい状況にあるのは確かです。
ただ、「所得証明書」と「連帯保証人」を用意して、大家さんと不動産屋を安心させることができれば入居審査に通過します。
所得証明書の提出
所得証明書とは前年の1月1日から12月31日までの年間所得を証明するための書類で、会社員や公務員などの給与所得者は「源泉徴収票」が代表的です。
一方、フリーランサーや自営業者は確定申告をしたときの「確定申告の控え」や、役所で請求できる住民税の証明書などがこれにあたります。
私のケースでは以下の2点をネッツ・トラスト(不動産屋)の担当者に提出しました。
- 確定申告書Bの控え
- 所得税青色申告決算書の控え
青色申告で確定申告をしている方は、「確定申告書B」と「所属税青色申告決算書」の
2種類の書類を毎年税務署に提出しますので、その控えが所得証明書となります。
連帯保証人を用意
賃貸契約の際に必要なのは「所得証明書」と、そしてもう1つが「連帯保証人」です。
いくら毎月安定した収入があるサラリーマンでも今のご時世を考えると、急に会社が倒産して家賃が支払えない状態に陥ることも十分あり得る話です。
そんな時のために代わりに支払ってくれる人を用意しなければなりません。
この連帯保証人はもし仮に借主が家賃を滞納した場合に支払いを請求されるわけですが、「借主とまったく同じ責任が生じる」ためそれを拒否することができないのです。
したがって、支払い能力がある親や兄弟などの親族にお願いすることが一般的です。
連帯保証人の審査については、氏名、年齢、勤務先、年収などを申込書に記載し、あとは保証人(父親)に署名、捺印してもらって提出する感じだったと思います。
不動産会社によって違いはあるかもしれませんが、私の記憶では連帯保証人の所得証明の提出は求められませんでした。
家賃保証会社の審査
所得証明は用意できても、連帯保証人が見つからないって人は結構多いと思います。
また、連帯保証人になってくれる親や兄弟、親戚がいたとしても、高齢や失業中などの理由で支払い能力が十分ではなく保証人として適さないことも。
そういった場合は、家賃保証会社を利用する方法があります。
この家賃保証会社を利用して賃貸契約すれば、連帯保証人を用意する必要はありませんが保証会社に加入するための保証料を別途支払わなければなりません。
また、物件によっては連帯保証人と家賃保証会社の両方が必須の場合もあります。
どちらか一方でOKか両方求められるかは、大家さんや不動産管理会社の方針次第なので、時と場合によっては諦めて別の物件を探しましょう。
不動産屋を訪問するときのポイント
所得証明や保証人以外の面で気をつけて頂きたいのは不動産屋を訪問する時です。
インターネットや情報誌であなたの希望に合う物件が見つかれば、予約をして不動産屋を訪問することになりますが、実は営業マンとの面談も審査の一つです。
借主は大家さんと接触することはないので、仲介業者である不動産屋に悪い印象を与えると「大家さんに紹介できない人物」と見なされて賃貸契約を断られる可能性があります。
- 不動産屋を訪問する時は事前に予約をする
- 当日は時間に遅れないようにする
- 常識ある服装を心がける
- 言葉遣いに気を付ける
どれも難しいことはなく、社会人として常識のある行動ができる人であれば、まあ問題なくクリアできると思います。
審査落ちした人はUR賃貸住宅を検討
フリーランスであることを理由にもし民間賃貸の審査に落ちてしまった場合は、「UR賃貸住宅」を考えてもいいかも知れません。
UR賃貸とはUR都市機構が運営している「公団住宅」(団地)のことです。
最近では女優の吉岡里帆と俳優の千葉雄大が出演している、「URであーる。」のCMが頻繁に流れているのであなたも一度は見たことがあるでしょう。
UR賃貸なら平均月収額、もしくは貯蓄額がURの定める基準を満たしていれば、審査落ちすることはなく保証人も一切不要です。
単身者が申込む場合の基準月収額
家賃額 | 基準月収額 |
62,500円未満 | 家賃額の4倍 |
62,500円以上20万円未満 | 33万円(固定額) |
20万円以上 | 40万円(固定額) |
基準貯蓄額
家賃額 | 基準月収額 |
範囲指定なし | 家賃額の100倍 |
基準月収が最低でも家賃額の4倍と聞くと少しハードルが高いように感じますが、5万円以下の物件がたくさんありますので、月収20万円あればクリアできます。
URのメリットは礼金、仲介手数料、更新料、保証人が不要なことではないでしょうか?
一方、デメリットを挙げると物件によっては駅から少し離れた立地にあったり、見るからに築年数が経過した外観の建物も多くあります。
また、住民の高齢化や商店街がシャッター通りになっている地域も珍しくありません。
フリーランスが入居審査に通過して賃貸マンションを借りるには?:最後に
以上、フリーランスが入居審査に通過して賃貸マンションを借りる方法についてでした。
フリーランスの場合は会社員と比べて収入が安定しないため、賃貸契約のハードルは少し高いですが、それほど難しいわけでもありません。
- 所得証明書(確定申告の控え)
- 連帯保証人、または家賃保証会社を利用
- 不動産屋を訪問する時のマナーに気を付ける
私の経験した限り、以上の3点に問題がなければ、フリーランスだからと言って賃貸契約を断られることはそうないと思われます。
それでも万が一審査落ちした場合は、部屋のランクを下げて別の物件にトライするか、民間の賃貸住宅ではなくUR賃貸住宅に申し込んでみるか考えて見ましょう。
URであれば基準月収額か基準貯蓄額を満たしていれば保証人不要で部屋を借りておひとりさまフリーランスの夢を実現することができます。