こんにちは、ナカシン(@single_life2021)です。
今日は冬場のマンションフローリングが「冷たい!寒い!つらい!」のを軽減する方法について書きます。
最近の住宅って床は畳よりもフローリングが主流だと思います。
私は畳部屋の団地で育ちましたが、現在はフローリングのマンション住まいです。
フローリングは掃除が楽でダニが発生しにくいというメリットがあります。
夏場も涼しく良いことだらけのように感じますが、冬になると「冷たくて寒すぎる」という悩みに直面しました。
大阪は北海道や東北に比べたらまだ暖かい方です。
とはいえ、1月と2月の朝晩はやっぱ寒い。
それなら備え付けのエアコン(暖房)を使えばいいのですが、一人暮らしだと光熱費を節約したいですよね?
そこで、低予算で簡単にできて、効果のあるフローリング寒さ対策を紹介します。
冬のフローリングが冷たい・寒い原因
まず、フローリングが冷たくなる原因って何なのでしょうか?
主な理由は「空気」と「床材」に関係しています。
暖かい空気は上に流れ、冷たい空気は下に溜まりやすいという性質があるため、フローリングが冷える原因となります。
なので、暖房をつけても床は冷たいまま。
室温は上がりますが時間と光熱費はかかる割に足元の寒さは改善されません。
また、フローリングが冷えるのは空気以外に床の素材も原因だと考えられています。
一人暮らしのワンルームマンションは床の空隙率が低い「合板フローリング」を使用していることが多いです。
合板フローリングは断熱性が弱いため、冷えを感じやすくなります。
その対策として最も有効なのはフローリングに床暖房を設置することです。
床暖房を設置することで、床面全体が均一に温まり床からのふく射熱と熱伝導で部屋全体が暖かくなります。
ただ、賃貸住まいだと勝手に床暖房を設置することができず悩ましいところ。
暖房を使わない簡単なフローリングの寒さ対策
床暖房や電気カーペットがあれば、フローリングの寒さ対策は不要です。
しかし、床暖房はグレードの高いマンションにしかないですし、電気カーペットは持ってない人も多いでしょう。
そんなときにおすすめなのが、断熱シートとカーテンライナーです。
私はこの2つとルームシューズを履くことで、一人暮らし賃貸のフローリングが寒い悩みを解決しました。
冷たい床にアルミ製の断熱シートを敷いて暖かくする。
室内ではもこもこのルームシューズも履く。
と同時に室内外の熱の出入りが最も多い「窓」に断熱カーテンライナーを取付けて、外からの冷気を抑える方法です。
この3点セットで対策すれば、暖房器具なしでも寒さに耐えられると考えました。
省エネ暖シート
まず、こちらの断熱シートを購入しました。
東和産業という会社の「敷くだけ 省エネ暖シート 3畳用」という商品です。
3畳用なので大きさは約240×180cm。
一人暮らしの部屋に敷くにはちょうど良い大きさですね。
素材は表がアルミ、裏は発泡ポリエチレンとなっています。
購入前はそれなりに厚みがあるマットのような物を想像していたのですが、意外と薄く厚さは3mmぐらい。
そのため自由にカットすることもできます。
使い方としては断熱シートのアルミ面を上にして、フローリングの上に敷く。
その上にホットカーペットやこたつの下敷きを敷くこと、熱が床下に逃げず保温力がアップするそうです。
メーカーの試験データでは温度差が約6度違うとのこと。
商品の特徴をまとめると、
- 熱を下に逃さず、床からの冷気を防ぎ保温力をアップさせる。
- 暖房器具の設定温度を低くできるため電気代の節約になる。
- アルミ面はすべり止め加工されているのでズレにくい。
- はさみなどで自由にカットできる。
のような感じで、それなりの効果を期待してしまいますね。
Amazonのレビューでも高評価の書き込みが多いです。
断熱カーテンライナー
床の対策ができたら次は窓です。
アルミ製の暖シートを床にお敷くだけでも暖かさは違いますが、まだ十分ではありません。
さらに暖かくするために、フローリングと同時に「窓」の寒さ対策が必要。
窓が冷えたままだと暖シートを敷いても冷たい空気は床へと下がり寒いまま。
そこで断熱カーテンライナーで外からの冷気を抑えます。
買ったのはニトムズの「冷気ストップライナー」という商品。
サイズは掃き出し窓用のLで、寸法が幅100cm×丈22cmです。
窓1間分のライナー2枚に取りつけ用のSカン14個が付属していました。
広げてみたところ、ただのビニールって感じですね。
塩化ビニール特有の臭いも結構気になります。
こちらの商品特徴は
- カーテンレールに取りつけるだけ。
- 窓からの冷気(コールドドラフト)を抑え、足元を暖かくする。
- 透明なので室内を明るくできる。
で断熱シートと同じく省エネで足元の寒さ対策できることがウリです。
もこもこのルームジューズ
フローリング寒さ対策の3つ目がルームジューズです。
断熱シートは大きくても3畳ほどなので、部屋の床全体に敷くことはできません。
廊下やトイレ、キッチンのフローリングも冷たいです。
足元を冷やさないために、室内ではもこもこのボアやフリースの素材で作られたルームシューズを履くようにしています。
ルームジューズは以前書いた記事でも紹介しました。
種類はスリッパ・ショートブーツ・ロングブーツの3点です。
ちなみに、私は自宅でショート、オフィスでロングを使っています。
実際にフローリングの寒さ対策をしてみた
フローリングの防寒グッズが揃ったら実際に設置していきます。
ここからは私の部屋に断熱シートと冷気ストップライナーを取りつけたときの様子とその後の感想を紹介します。
暖シートで床のひんやり感が無くなった
1Kの部屋に3畳用の暖シートを敷きました。
設置はシートを広げて敷くだけなのでとても簡単です。
一人暮らしには大きさも十分で、普段はこの上にローテーブルと座椅子を乗せて作業したりくつろいでいます。
そして就寝前にテーブルと椅子を移動して、マットレスを敷いて寝る。
肝心の暖かさは直接フローリングに座るよりもやはり暖かいです。
ホットカーペットと組み合わせるとより暖かくなりそうです。
ただ、シートが薄く物を動かしたり動くとズレる点が気になりました。
厚型タイプもあるので、そっちはもっと安定しているのかも知れませんね。
冷気ストップライナーで窓からの寒さも軽減
冷気ストップライナーはカーテンの内に取りつける商品です。
家は普段、「窓 ⇒ レースカーテン ⇒ カーテン」の順なのでレースの内側にライナーを入れることにしました。
取付方法は下記のとおり。
一度、カーテンとレースを取り外す。
カーテンフックの長いツメを冷気ストップライナーのフック穴に通す。
さらに、その下にレースカーテンを取つける。
冷気ストップライナーとレースカーテンの2枚を重ねた状態で、短いツメをカーテンランナーに取りつけてゆく。
最後、外側にカーテンを取りつけたら完成です。
暖シートよりも取りつけに手間はかかりますが、作業自体は簡単です。
これで「窓 ⇒ 冷気ストップライナー ⇒ レースカーテン ⇒ カーテン」と3重になって防寒対策ができました。
冷気ストップライナーは裾にも注目です。
長さが30cm程度余っており、裾がフローリングに接地した状態なので、床からの冷気が軽減されるのです。
設置後の感想としては、これがあるのとないのとでは明らかに寒さが違う。
冬場、窓から入る冷気が以前よりも気にならなくなりました。
この状態でもレースと一緒に開け閉めできるので、生活に支障はありません。
外の気温が10度以下でも今のところ暖房をつけずに生活できており、今年の冬は電気代が節約できそうです。
さて、冷気ストップライナーにも残念な点があります。
それは臭い!!
開封時に塩化ビニールの臭いが少々きつく、取りつけると部屋に残りました。
ビニール臭が苦手な人は外干し後に使用すると良いでしょう。
ルームシューズで足元の冷えとはおさらば!!
最後はルームシューズを履いて足元を暖かくする。
暖シートの上に座椅子を置いて座り、足元にルームジューズ、身体には毛布を掛けるか着る毛布を羽織ると完璧です。
これで暖房を使わず、フローリングの寒さに耐える準備が整いました。
一人暮らしのフローリングが寒い!暖房を使わない寒さ対策は?:最後に
以上、暖房を使わない一人暮らしのフローリング寒さ対策でした。
最も簡単で有効な方法は床暖房か電気カーペットの導入です。
しかし、床暖房は単身用のマンションだとない家が多いし、カーペットは夏場不要になって置き場所に困る。
そこで私が実践しているのが、
- 断熱シートでフローリングの冷えをなくす。
- 冷気ストップライナーで窓からの冷たい空気を減らす。
- ルームジューズで足元をあったかくする。
といったアナログな方法です。
どれも簡単・低コストではありますが、3アイテムの併用で効果を感じています。
もちろん、住環境によっては全く同じように暖かくなるかは不明ですが、ぜひ一度試してみて下さい。