こんにちは、ナカシン(@single_life2021)です。
今日はホーロー鍋のル・クルーゼ ココットロンドで、一人分のご飯を失敗せずに炊く方法を紹介したいと思います。
普通、ご飯を炊くときは炊飯器を使いますよね?
炊飯器を使えばスイッチを押すだけで簡単にご飯が炊けるし、予約や保温、硬さ調節など便利な機能も満載です。
一方、鍋で炊飯するとなると全て手動でなので手間がかかります。
でも、ル・クルーゼのようなホーロー鍋でうまく炊ければ、炊飯器より美味しいご飯が食べられるのをご存知でしょうか?
- べちゃべちゃになってしまった
- 焼きおにぎり並みにパリパリに硬くなった
- 鍋の底にご飯粒がくっついて取るのに苦労した
など分量や時間配分を間違えると、高確率で失敗します。
特に一人暮らしで一膳分のご飯を炊く方法は、難しいです。
そこで、「ルクルーゼで茶碗一膳分の0.5合だけを失敗せず美味しく炊く方法」をまとめました。
ココット・ロンドで0.5合のご飯を炊く方法
早速、ル・クルーゼ ココットロンドの18cmで一人用0.5合のご飯を炊いてみます。
ルクルーゼでご飯を美味しく炊くのに重要なのは下記の3点。
- 水の量
- 米を炊くときの火力の強さと加熱する時間
- 火を止めた後の蒸らす時間
これらを間違えなければ、美味しく炊けます。
しかし、意外と難しくて、私は自分好みの炊き具合にたどり着くまで約1週間、試行錯誤を繰り返しました。
で、最終的にベストだと思う炊き方がこちら
- 米、ル・クルーゼ鍋、計量カップを用意する
- 米0.5合を洗って約30分水に浸す
- 計量カップで水110mlを量って鍋に入れる
- 鍋の蓋をしコンロに火をつけて中火で沸騰させる(約2分)
- 沸騰したら弱火にして5分炊く
- コンロの火を止めて10分蒸らす
- 茶碗によそって食べる
米、ルクルーゼ鍋、計量カップを用意する
まず、ル・クルーゼでご飯を炊くのに必要な物を揃えます。
お米と鍋の他にあると便利なのが計量カップです。
水の量は美味しく炊くための最重要ポイントなので、最初のうちは毎回必ず計量カップで正確に量って下さい。
で、実際に食べてみて固ければ、水を増やすなど調整すればいいでしょう。
ここで紹介する、水の量と火加減はあくまで私がいつも食べているお米で、自分好みの炊き具合で導いた数値です。
米は「京ノ米職人」の「キヌヒカリ 滋賀県産 JAS有機米」を使用しました。
米0.5合を洗って約30分水に浸す
必要なものが揃ったら、米を洗って約30分水に浸けておきます。
ル・クルーゼの鍋は重量があるので、水を捨てる作業はやりにくさを感じます。
計量カップで水110mlを量って鍋に入れる
次に、計量カップで水110mlを正確に量って鍋に加える。
110mlの水が全部入りました。
鍋の蓋をしコンロに火をつけて中火で沸騰させる(約2分)
鍋に蓋をしてコンロに火をつけて沸騰させます。
蓋も非常に重たく、沸騰してもビクともしません。
音で判断するか、必要な場合は蓋を開けて確認してください。
水110ml程度だと、中火でも2分程度で沸騰します。
沸騰したら弱火にして5分炊く
沸騰したら弱火に変えて蓋をしたまま5分炊きます。
火力はできるだけ弱く、火が消えるか消えないかぐらいに調整。
コンロの火を止めて10分蒸らす
火を消して蓋はそのまま10分放置して蒸らします。
ここでも途中で蓋を開けないように注意しましょう。
茶碗によそって食べる
10分後に蓋を開けると完成!!
あとは茶碗によそって美味しく頂きます。
ルクルーゼで炊いたご飯にしらすを載せた、しらすご飯。
それと味噌汁にサラダを添えると、料理初心者でも健康的な食事を簡単に作ることができます。
ル・クルーゼの炊飯「失敗から成功までの過程」
ル・クルーゼでご飯を炊くと、誰でも1度や2度は必ず失敗します。
私も自分が納得する炊き具合をマスターするまで、1週間程度かかりました。
そこで、失敗談を紹介しておきます。
最初参考にしたのは公式サイトのレシピでした。
- ココット・ロンド18cm/米2合、水400ml
- 浸水後に沸騰させて10~13分炊く
- 蓋をしたまま、10~15分蒸らす
なので、とりあえず「米2合・水400ml」を4で割った、「米0.5合・水100ml」で炊いてみることにしたのです。
1回目:鍋の底にこびりついてパリパリに
- 分量 米0.5合・水100ml
- 米を炊いた時間 13分
- 蒸らし時間 15分
1回目は公式レシピに書かれている4分の1でトライしました。
鍋を火にかけ沸騰させてから、弱火にして炊く時間を13分、最後の蒸らす時間も15分と少し多めに。
結果、食べることができたのは上の一部のみ。
中から下は焼きおにぎり並みにパリパリで、鍋底に米粒が大量にくっついて取るのに苦労しました。
ということで、完全に失敗ですね。
2回目:炊飯時間を13分から10分にしても硬い
- 分量 米0.5合・水100ml
- 米を炊いた時間 10分
- 蒸らし時間 15分
米がパリパリになって乾燥したということは、水が足りてない?
もしくは加熱時間が長すぎたと思って、2回目は炊飯を3分減らすと、1度目よりは食べれる部分が多くなりました。
でも、依然として鍋の底にご飯がこびりつき、食べれた部分も微妙に芯が残る。
3回目:水の量を150mlに増やして炊いてみる
- 分量 米0.5合・水150ml
- 米を炊いた時間 10分
- 蒸らし時間 10分
今度は水の量を一気に50ml増やして炊きました。
それと蒸らす時間は逆に5分カットして10分へと変更したところ、ご飯の硬さと鍋のこびりつきは無くなりました。
しかし、水が多すぎた影響で今度はご飯がべちゃべちゃになり、食べても美味しくありません。
4回目:水の量を130ml・炊飯時間を10分で大幅改善
- 分量 米0.5合・水130ml
- 米を炊いた時間 10分
- 蒸らし時間 10分
4回目は水を150mlから20ml減らし、炊飯時間は10分で挑戦。
これまででベストの炊きあがりで、茶碗によそって食べる分に関しては炊飯器で炊いたときと近いレベルになりました。
ル・クルーゼ炊飯のコツがわかってきたのもこの頃です。
それでも鍋の底には相変わらずご飯のこびりつきが若干見られます。
もう一息といった感じですね。
5回目:水の量を120ml・炊飯時間を8分で理想形に近づく
- 分量 米0.5合・水120ml
- 米を炊いた時間 8分
- 蒸らし時間 10分
蒸らす時間は10分で問題なし。
あとは水の量と米を炊くときの時間を少しずつ調整していくことにします。
水120ml、炊飯時間8分で炊いたところ、ようやく美味いご飯が食べられるようになりました。
鍋のくっつきも改善されて、洗うときもだいぶ楽に!!
6回目:水の量を110ml・炊飯時間を5分で完成
- 分量 米0.5合・水110ml
- 米を炊いた時間 5分
- 蒸らし時間 10分
最後、炊飯時間を8分から5分、水を110mlにして完成です。
水110mlを加えて5分間炊くと、ご飯を鍋から茶碗によそうときにこびりつくことが、ほとんどなくなりました。
ル・クルーゼでご飯を炊くメリット・デメリット
私はル・クルーゼで炊けるようになって以降、鍋炊飯に完全移行しました。
炊飯器とル・クルーゼ、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ここからは、一人暮らしの生活で私が思うル・クルーゼ炊飯のメリットとデメリットを書いておきます。
- 炊飯器よりも短時間で炊けて光熱費節約のになる
- 家電が1つ減って置き場所が空く
- 鍋は洗うのが簡単
ざっと思いつくメリットはこの3つでしょうか。
炊飯器で炊いてたとき、米を洗って浸す時間を含めると準備してからご飯を食べるまで1時間半かかっていました。
ちなみに家のコンロはガスです。
一般的にガスの方が電気より安い上に、短時間で炊けるようになったので光熱費の節約にもつながりました。
また、炊飯器が不要になると、家電が1つ減ります。
一人暮らし用のマンションは台所が狭く、炊飯器を置くスペースと収納場所も十分ではありません。
鍋の場合、普段は戸棚に保管し、使うときだけコンロに移動できるので楽です。
洗う時も本体と蓋だけでOK。
炊飯器は、釜と蓋を分解してそれぞれ洗う必要がある。
- 炊飯に少し手間がかかる
- 保温・予約・炊き具合など便利な機能がない
- コンロを1つ占領する
一方、鍋でご飯を炊くデメリットも当然あります。
何といっても面倒なのは、炊飯や蒸らす時間が手動だということですね。
予約や保温機能といった便利な機能もありません。
あと、コンロが1つしかない家庭もル・クルーゼで炊飯するのはデメリットです。
炊飯用で占領すると、同時におかずは作れず効率が悪い。
ル・クルーゼ鍋で一人用(0.5合)ご飯の失敗しない炊き方!!:最後に
以上、ル・クルーゼ鍋で一人用ご飯の失敗しない炊き方を紹介させて頂きました。
デメリットもある鍋炊飯ですが、うまく炊けるようになると短時間で簡単に美味しいご飯が食べられます。
すでにル・クルーゼを持っていて、炊飯したことがない人は一度挑戦してみて下さい。
最初は失敗しますが、水の量と加熱時間を何度か調整したらすぐに慣れるでしょう。
私はル・クルーゼでご飯が炊けるようになって以降、炊飯器を使わなくなり、ヤフオクで売ってしまいました。
炊飯器がない生活でも全く不便を感じません。
0.5合の茶碗一膳分程度なら、鍋炊飯で十分なので、今後もご飯はホーロー鍋で炊くつもりです。