こんにちは、ナカシン(@nakashin2018)です。
今回は東京一人旅で宿泊した、ウェスティンホテル東京エグゼクティブルームの体験記を書いていきます。
ウェスティンホテル東京は恵比寿の一等地にある、高級ホテルです。
宿泊費は1泊3~5万円ぐらい。
一人旅の宿泊でなぜここを選んだのかというと、あるクレジットカードの無料宿泊特典を使いたかったからです。
おかげで都心の高級ホテルにほぼ無料で宿泊できました。
そこで今日は、ウェスティンホテル東京のエグゼクティブルームに滞在したときの様子をレポートします。
SPGアメックスカード入会で上級会員に
ウェスティンホテル東京にタダで泊まれた秘密は、SPGアメックスカードです。
SPGアメックスとは「スターウッド・プリファード・ゲスト・アメリカン・エキスプレス・カード」の略。
アメリカンエキスプレスが発行するクレジットカードの1枚です。
このカード最大の特徴は所有するだけで、マリオットボンヴォイの「ゴールドエリート」になれること。
通常ゴールドエリートになるには、年間25泊以上が必要です。
ゴールドエリート会員の特典はというと、
- ポイント還元率が1.25%と高還元率
- ポイントはマイルへの交換と系列ホテル宿泊に使える
- 入会後3か月以内に10万円利用で30,000ポイント貰える
- 継続ごとに毎年50,000ポイント付与される(無料宿泊特典)
- マリオットボンヴォイの上級会員になれる
- 海外旅行保険が充実している
- 成田、中部国際、関空でスーツケースの無料宅配(帰り)
のように、旅行好きにうれしい内容となっています。
年会費は34,100円と高額ですが、入会キャンペーンのポイントと2年目以降は毎年50,000ポイント付与されます。
なので、余裕で元は取れると判断して申し込みました。
もちろんSPGアメックスカードを持っていなくても、ウェスティンホテル東京に宿泊することは可能です。
SPGアメックスカードの無料宿泊特典を実際に利用
SPGアメックスカードの無料宿泊特典は、2年目からです。
実際に付与されるのは、マリオットボンヴォイの50,000ポイントで下記のような一流ホテルの宿泊に利用できます。
- シェラトンホテル
- ザ・リッツ・カールトン
- セントレジスホテル
- マリオットホテル
- ウェスティンホテル
ウェスティンホテル東京に初めて宿泊
ここからウェスティンホテル東京の宿泊当日の様子です。
大阪⇔東京間の移動は「安さ」と「速さ」を考えて、飛行機を使うことにしました。
羽田空港からの行き方
羽田空港からは京急とJR山手線を乗り継いで恵比寿駅へ。
私は大阪在住ですがモバイルSuicaを利用しているので、東京でも切符を購入することなく移動できました。
恵比寿駅からは「恵比寿スカイウォーク」と「恵比寿ガーデンプレイス」を通りました。
で、一番奥にあるのが、ウェスティンホテル東京です。
駅からホテルまで徒歩10分ぐらい。
ホテルには地下からアクセスすることも可能なので、雨や雪の日でも濡れる心配はありません。
地下の入り口がこちら!!
ちょうど、「OKIプレミアムフェア 2019」のイベントが開催されていました。
ホテルにチェックイン
チェックインカウンターは1階なので、地下から入る場合はエレベーターで上がります。
ホテル1階入り口付近には、巨大なクリスマスツリーがありました。
カウンターには誰もお客さんがいないですね。
それもそのはず。
通常チェックインは15時ですが、ゴールドエリート特典を利用して13時のアーリーチェックインを申請したのです。
エグゼクティブフロアにアップグレード
SPGのゴールドエリート会員は、スタンダードルームへの宿泊となります。
エグゼクティブフロアに宿泊したかった私は、フロントでアップグレードが可能か聞いてみました。
すると、追加料金8,701円を支払えば大丈夫とのこと。
エグゼクティブフロアに滞在すると下記のような特典を受けることができます。
- エグゼクティブ・クラブ専用のチェックイン/チェックアウト
- 無料朝食サービス
- クラブラウンジでのライトスナック/フリードリンク
- イブニングカクテル/オードブルサービス
- アルコール一杯サービス
- ラウンジ及び客室内無料Wifi
- 客室ミニバー2,500円分無料サービス
ポイントは朝食とクラブラウンジへのアクセス
です。
クラブラウンジの営業時間は、6:00~22:00で、夕方には「イブニングカクテルサービス」もあります。
エグゼクティブツインルームってどんな部屋?
では、1泊50,000円以上するエグゼクティブルームの紹介です。
これほどリッチな部屋に宿泊するのは、初めてなのでエレベーターに乗った段階ですでにワクワクしました。
エグゼクティブルームは高層フロアの15~21階に位置しています。
室内のベッドと家具
ドアを開けて、入室した最初の感想は「あれっ?意外と普通やん!!」
室内の家具や備品は高級感ありますが、海外で泊まったことのある10,000円台のホテルとあまり差はない感じでした。
正直言って、ちょっと拍子抜け。
ベッドも特に感動を覚えるほどではないですね。
ベッドや寝具、家具に一流の物を使っているんだと思いますが、知識不足なのでわかりません。
テーブル、椅子、化粧台に至るまで、確かに普通のホテルとは違う気はする。
テレビ台も木製でレトロ感がにじみ出ています。
番組は地上波とBSは視聴可能、WOWWOWやCSなどの有料番組は見れませんでした。
引き出しにはセーフティーボックスと外資系ホテルっぽくない浴衣も。
クローゼットとミニバー
クローゼットのスペースはかなり広め。
バスローブ、スリッパ、アイロン、アイロン台など必要な備品はすべて揃っています。
ミニバーにはコーヒーメーカーと電気ケトルがあり、暖かい紅茶、お茶、コーヒーを自由に飲むことができます。
砂糖やミルクはもちろん、グラスやカップも完備されていました。
「いろはす」のミネラルウォーターは、ベッド脇にも1本あって無料です。
収納棚の引き出しを開けると、アルコール類とスナック菓子。
冷蔵庫にはエビアン、ウーロン茶、ジュース、ビールなどがパンパンです。
ミニバーの料金表。
チェックイン時にミニバー2,500円分を無料で利用できる、ゴールドエリート会員特典の案内を受けてました。
バスルームとアメニティ
バスルームは正面に洗面台、右手にバスタブ、左手にトイレとシャワールームです。
部屋の家具類と同じく、ここはいかにも外資系といった感じ。
バスタブとシャワールームが別々の海外仕様!!
カーテンがないタイプのバスタブは日本人には使いにくいです。
タオルの量は十分すぎるほどでした。
正面から見て左手の奥がトイレ。
トイレはウォシュレット付きです。
シャワールーム。
レインシャワーと取り外しができるハンドシャワーの2種類です。
シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディーローション、固形石鹸。
アメニティボックスの中には歯ブラシ、髭剃り、綿棒、シャワーキャップ、コームなどが揃っています。
部屋からの景色
宿泊した1502号室からの絶景。
六本木ヒルズの森タワーと六本木ヒルズレジデンスもよく見えます。
視線を右に移すと、東京タワー。
エグゼクティブルームの宿泊料金が1泊5万円以上するのも納得です。
エグゼクティブ・クラブラウンジを体験
さて、客室を一通りチェックしてからは17階のラウンジに直行しました。
クラブラウンジはエグゼクティブフロアに滞在している宿泊客のみが利用できます。
営業時間は朝の6時から夜の10時まで!!
その間、無料で軽食や飲み物のサービスを受けられる特別な空間です。
ラウンジに入る際は、入り口のスタッフに部屋番号を伝えれば通してくれます。
室内はどんな感じなのか?
ウェスティンホテル東京のクラブラウンジ内部はこんな感じです。
ここも客室と同じくヨーロピアンテイストで、絵画や家具、カーペットに至るまでオシャレな雰囲気が出てますね。
中は広々としていて、座席数も多くパソコン作業をしている人やミーティング中のビジネスマンっぽい人もいました。
クラブラウンジからも東京の景色を堪能できます。
翌朝、ホテルの周りを少し散歩したところ、ベンツ、BMW、ポルシェなどの高級車がバンバン走っていました。
さぐが東京ですね。
ライトスナックとフリードリンク
ラウンジの軽食は、パン中心でした。
無料なので一気に6個ぐらい食べてお腹いっぱいに!!
フルーツもいくつか並んでいました。
ドリンクは缶のコーラとスプライト。
サーバーの中はフルーツジュースとデトックスウォーター、ミネラルウォーターです。
紅茶やコーヒーなどのホットドリンクもあります。
ライトスナックとフリードリンクは時間帯と日によって、内容は違うと思います。
私が最初に行った14:00台はだいたいこんな感じでした。
イブニングカクテルとオードブルサービス
いったん部屋に戻って仕事をして、17時過ぎに再びラウンジへ。
17:30~19:30まではイブニングカクテル/オードブルサービスの時間帯で、通常の時間帯より少し豪華な食事ができます。
ラウンジに入るとさっきはなかった、ナッツ、ポテトチップス、ベジップスが出ていました。
クッキー、デザートも追加されています。
いや~美味しそう!!
ドリンクもアルコール類が、続々と運ばれてきました。
パウンドケーキも種類豊富で、一通り頂きました。
チーズは4種類。
セルフで切って持っていくシステムです。
こちらはハムとサーモンですね。
ホットミールの左はお茶漬けで、右は何かの鍋料理だと思います。
ラウンジは混雑って程ではなく、料理が次々と運ばれてきても争奪戦のような状況にはなりませんでした。
朝食は最低2か所を回る
翌朝の朝食です。
ウェスティンホテル東京では4か所も朝食会場があります。
場所 | 営業時間 |
ウェスティンクラブ(17階ラウンジ) | 平日 6:30~10:30 土・日・祝 7:00~11:00 |
レストラン・ザ・テラス(1階) | 6:30~10:30 |
フレンチレストランビクターズ(22階) | 7:30~10:00 |
日本料理 舞(2階) | 土・日・祝 7:00~10:00 |
「ウェスティンクラブ」と「レストラン・ザ・テラス」はビュッフェ形式。
「フレンチレストランビクターズ」はコース料理です。
私は平日に宿泊したので、土日祝のみ営業の「日本料理 舞」は利用できず、3か所から選ぶことができました。
でも、3ヶ所はきついので、コース料理が食べられるビクターズとレストラン・ザ・テラスの順に行くのがおすすめ。
まず、7:30の開店と同時にビクターズでコース料理を堪能してから、一度ホテルの部屋に戻って休憩する。で、10:00ぐらいに1階のザ・テラスのビュッフェで、2度目の朝食タイムを取るのがおすすめです。
ウェスティンクラブはイブニングカクテルや他の時間帯でも利用できるので、朝食では避けましょう。
フレンチレストランビクターズ
朝一番乗りで入店しました。
私の他にお客さんはまだ誰もおらず写真撮り放題。
店内は広くてテーブルが20席ぐらいはあったように思います。
壁際のワインセラーにワインボトルが大量にストックされていて、メッチャおしゃれ。
座席に案内されるとメニュー表が配られました。
セレブリティ ブレックファーストというコース料理で、全部で3品。
このコース料理を普通に予約すると、一人当たりなんと5,650円もするそうです。
エグゼクティブフロア宿泊に8,701円追加したことを考えると、ビクターズの朝食だけで半分以上元が取れます。
最初のドリンクは、クランベリージュースを選びました。
次は、ビクターズエネジャイザーのフレンチトースト(オレンジ風味)をチョイス。
美味しいんですが、この大きなプレートに一切れだけで小さすぎる。
最後のメインディッシュは、パワーアップにしました。
内容はミニッツステーキ、フライドエッグとバルサミコソース、ベジタブルソテーとマッシュポテト添えです。
脂身が少なく、焼き加減もちょうどいい具合でしたので、容易に完食できました。
食後はビクターズからの景色を堪能。
ウェスティンホテル東京の最上階に位置する22階です。
セレブリティ ブレックファーストの感想は「味は噂通り最高でしたが、フランス料理らしく量は少ない」ですね。
金持ちが食べる朝食といった感じでした。
レストラン・ザ・テラス
朝食の締めは1階にあるレストラン・ザ・テラスのビュッフェです。
ギリギリの時間帯でしたけど、料理はいろいろと残っていました。
卵料理を作ってくれるエッグステーション。
おにぎりを目の前で握ってくれるコーナーは、外国人に人気でした。
イブニングカクテル/オードブルの時よりも、チーズの種類が多くてどれを食べようか迷ってしまいます。
野菜の種類はもうちょっと種類が欲しいところ。
フルーツはカットフルーツとバナナ、りんご、オレンジが丸ごと置いてあるタイプの2種類でした。
ローストポテトとスクランブルエッグ!!
ホットミールは他にもウエスタン、中華、和食といろいろありました。
このシューマイは少し油っこいんですが、味はメチャクチャ美味しかった。
日本のお粥です。
慣れない旅行で体調を壊す人もいるでしょうから有難いですね。
ウエスタンスタイルの朝食では定番のソーセージやウインナー!!
ドリンクは料理が並んでいる反対のカウンターに用意されています。
他にも料理はたくさん出ていましたが、このぐらいで。
エグゼクティブ・クラブラウンジでチェックアウト
通常のチェックアウトは正午に1階フロントのロビーで行います。
ですが、SPGアメックスのゴールドエリート会員は14時のレイトチェックアウトを選ぶことが可能です。
また、エグゼクティブフロアに滞在すると、17階のクラブラウンジでチェックアウトすることもできます。
ラウンジで新聞をゆっくりと読みながらチェックアウトまで有意義に過ごしました。
で、14時少し前に入り口の受付スタッフに、カードキーを返却してチェックアウト。
カードキーがなくてもエレベーターで1階には降りられますが、再度客室フロアには戻れないので注意が必要です。
ウェスティンホテル東京のエグゼクティブルームに一人で宿泊してみた。:最後に
以上、ウェスティンホテル東京のエグゼクティブルームに一人で宿泊した体験記でした。
初の高級ホテル、エグゼクティブフロアへの滞在でしたが、つかの間のセレブ生活を味わうことができました。
これも、SPGアメックスカードのおかげです。
SPGアメックスの会員である限り、毎年50,000ポイントは付与されます。
今回のように1泊50,000円以上の高級ホテルに泊まれば、34,100円分の年会費は決して高くありません。
高級ホテル滞在や旅行好きには、理想的なクレジットカードだと思います。
50,000ポイントの付与は2年目からなので、1年目を我慢できる人にはおすすめです。