こんにちは、ナカシン(@single_life2021)です。
今日は一人暮らしにとってAmazonプライム会員は、年会費を払うだけの価値があるのか考えてみたいと思います。
私がAmazonプライム会員に入会したのは2017年1月。
2023年8月に年会費が5,900円に値上げされましたが、特典数を考えるとまだまだお得ではないでしょうか?
ちなみに、本家アメリカのAmazon Prime年会費は119ドルとのこと。
それを考えると日本も今後さらなる値上げが予想されます。
したがって、「検討中の人はとりあえず入っておいて損はない」と個人的に思います。
正直特典が多すぎるのも問題で、一部しか使ってないと何か損しているような気がするものです。
中には「一人暮らしで利用する時間がなく解約した」って人もいるでしょう。
そこで、この記事では私が実際にAmazonプライムを6年以上利用する中で、特典の評価と感想をまとめました。
損か得か?加入を検討している人の、参考になれば幸いです。
Amazonプライムの概要
まずは、Amazonプライムの概要を確認しておきましょう。
一番気になる料金は冒頭で書いた通り、年間5,900円です。
単純に12ヶ月で割ると月々492円という破格の値段で、Amazonが提供する数々のサービスを利用できるのです。
Amazonプライム会員の料金
年間 | 月々 | 無料体験期間 | |
年間プラン(一般) | 5,900円 | 492円 | 1ヶ月 |
月間プラン(一般) | 7,200円 | 600円 | 1ヶ月 |
年間プラン(学生) | 2,950円 | 246円 | 6ヶ月 |
月間プラン(学生) | 3,600円 | 300円 | 6ヶ月 |
Amazonプライムには年間プランと月間プランがあります。
年間プランで契約した場合、年会費が5,900円となり月額で換算すると492円で利用することができます。
つまり、契約するなら年間プランの方が断然お得!!
最初の30日間は無料体験期間のため、とりあえず申込んで1ヶ月様子を見てから決めるといいでしょう。
で、よさそうなら年間プランで契約、不要ならやめればいいと思います。
大学生・専門学校生はPrime Studentがお得
学生には年会費2,950円(月々246円)のPrime Student
というのがおすすめ。
一般会員の特典に加えて、本の購入で10%ポイントが還元されたりAdobeやMicrosoftのソフトウェアが安く買えたりします。
無料体験の期間も6ヶ月と学生はかなり優遇されています。
ちなみに、本契約してから4年間有効なので、途中で卒業して社会人になってもPrime Studentの資格は失効しません。
- 対象は国内の大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校のみ。
- 「学生番号」または「学校指定のメールアドレス」が必要。ない場合は、学生だと証明できる書類をカスタマーサービスに送る必要がある。
- Kindleやタブレットの割引はなし。
Amazonプライムの特典について
料金の次に重要なのはAmazonプライムの特典内容ですね。
いくら月々492円で利用できても、肝心の特典がしょぼくて使えないものばかりなら意味がありません。
プライムにその心配は無用ですが、人によっては微妙なものもあります。
特典をざっとまとめるとこんな感じ!!
- Amazon発送商品の配送が無料(マーケットプレイスは対象外)
- お急ぎ便、日時指定便が無料
- Prime Videoで映画、ドラマ、アニメなどが見放題
- Amazon Musicで1億曲以上の音楽がシャッフル再生で楽しめる
- Prime Readingに登録された電子書籍が読み放題
- プライム会員限定のセールに参加できる
- Amazonプライム家族会員
- Amazon Photosで写真を無制限に保存できる
- Amazon Fresh(一部地域限定)で生鮮食品が買える
- Amazon Familyでベビー用オムツやミルクなどが割引に
- Prime Wardrobeで試着が気軽にできる
- Amazon Mastercardの還元率が2%
ぶっちゃけ多すぎですよね?
2017年から6年以上、アマゾンプライム会員を継続している私でも、特典の1/3程度しか利用しておりません。
ただ、年会費が月々492円だということを考えると、例え特典の一部しか使ってなくても元が取れるのです。
個人的な意見としては、
- インターネットで月に2~3回買物をする。
- 映画・ドラマ・アニメを見るのが好き。
- 音楽をよく聴く。
のいずれかに該当するなら、プライム会員には絶対入る価値があります。
損得は利用頻度にもよりますが、上記3つをそこそこ使うだけでも月492円分は楽に回収できます。
一人暮らしに必要なAmazonプライムの特典
それでは、Amazonプライムの特典をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
プライム会員歴6年の経験から、まずは一人暮らしに「便利」かつ「必要」な鉄板の特典を順に紹介します。
私の独断で、エピソードを交えて書いていきますね。
配送料・お急ぎ便・日時指定便が無料
Amazonで買物をする人にとって、プライム会員になるべき最大の理由がこれ。
通常配送だけではなく、お急ぎ便と日時指定便も無料になります。
本当にメチャメチャ便利で、私は「送料無料」と「お急ぎ便」だけで年会費(5,900円)の元を取っています。
これがもし一般会員だと、
送料(一般会員) | |
2,000円以上 | 無料 |
2,000円未満 | 410~450円 |
お急ぎ便 | 510~550円 |
お届け日時指定便 | 510~550円 |
といった具合に、基本無料にはなりません。
「電池切れ」「プリンターのインク切れ」「米が足りない」など急に2,000円未満の買い物が必要な時ってないですか?
こういった場合に、プライム会員のお急ぎ便(無料)を重宝しています。
日時指定便については昼間の在宅率が低い、一人暮らしにとって大きなメリットでしょう。
宅配ボックスって単身向けのマンションにはまだまだ少ないのが現状です。
でも、日時指定便なら家にいる時間帯に届けてくれるので、不在表を見て再配達依頼をする手間が省けます。
配送に関するプライム特典は、アマゾンが発送する商品にのみ適用されます。Amazonマーケットプレイス(出品者が販売し独自で発送する商品)の注文は有料になるので、注意しましょう。
Prime Videoで映画、ドラマ、アニメなどが見放題
配送の次、もしくは同じぐらい価値のある特典です。
日本のAmazonにPrime Videoのサービスが導入されたときは、その内容を知ってかなり驚きました。
プライム会員の資格があれば追加料金なしで、動画が見放題ですからね。
私は海外ドラマを視聴するのが好きで、プライムビデオが始まる前はHuluに加入していました。
ただ、動画配信サービス(サブスクリプション)の月額料金を比較すると、
- Amazonプライムビデオ:492円
- U-NEXT:2,189円
- Hulu:1,026円
- FOD(フジテレビの動画見放題サイト):976円
プライムビデオが圧倒的にコスパ良し!!
もうHuluを速攻解約して乗り換えましたね。
まあ、プライムビデオはアマゾンの数ある特典の1つなので、HuluやU-NEXTなどの動画専門サービスより充実度では劣ります。
それでも、探せば見たいドラマ、映画、アニメがいくらでも見つかります。
ちなみに私が今までに見たのはこんな感じ。
- プリズンブレイク
- 24(TWENTY FOUR)
- 北斗の拳
- タッチ
- スラムダンク
- ドラゴンボール(劇場版)
- 東京ラブストーリー
- 愛してると言ってくれ
- ボヘミアン・ラプソディ
- チャーリーとチョコレート工場
- M1グランプリ
- 人類滅亡(LIFE AFTER PEOPLE)
最新の作品から旧作までとにかくジャンルが豊富で、男女問わずどの年代の人でも楽しめると思います。
ホントTSUTAYAが軒並み閉店しているのも、理解できるラインナップです。
そりゃ月492円で動画が見放題なら、誰もわざわざ店舗まで出向いてDVDをレンタルしませんよって話。
配信作品は頻繁に入れ替わります。ドラマやアニメの場合、全シーズン見れないことも多いので、そこは我慢しましょう。
Prime Videoをテレビで見るならFire TV Stick
プライムビデオには欠点もあって、それはネット視聴であること。
タブレットやスマホで見るとわかりますが、TVと比較すると画面が小さくて迫力に欠けるんですよね。
そんな悩みは、Amazon Fire TV Stick解決できます。
これさえあれば、プライムビデオを自宅の大きなテレビで楽しめます。
WOWOW、DAZN、Huluなど他の動画配信サービスにもFire TV Stickに対応。
私は元々、パソコンとTVをHDMIケーブルでつないで視聴していました。
でも、毎回その作業をするのが面倒だったので、Fire TV Stickに移行したのです。
使ってみると便利過ぎてもっと早く買っておくべきだと思いました。
Fire TV Stick導入以降はプライムビデオを含む、動画配信サービスにハマって1日中、自宅で過ごす日も。
ほんと社会から孤立しそうになるぐらい。
プライムビデオは月2~3本見ても十分元が取れるので、おひとりさまはほどほどにしておかないとダメですね。
Amazon Musicで1億曲以上の音楽をシャッフル再生
映像だけではなく、音楽も聴き放題!!
なんと1億曲以上の音楽を無料で楽しむことができます。
私が学生の頃はCDの購入とレンタルで音楽を聴いていましたが、現在は定額制音楽配信が主流となっています。
代表的な音楽系のサブスクリプションを比較すると、
- Amazon Music:492円
- Amazon Music Unlimited:980円
- Apple Music:980円
- LINE MUSIC:980円
- Spotify:980円
- AWA:980円
ただ、改悪された現在のAmazon Musicには欠点もあります。
それはPrime会員が追加料金なしで利用できる無料版はシャッフル再生で、聴きたい曲が選べないこと。
曲のスキップに回数制限があり、オフラインでの再生もできません。
上記のサービスを利用したい人はAmazon Music Unlimitedへ加入する必要があります。
私は曲をランダムに流してくれる方がいいので、無料版でも十分です。
Prime Readingに登録された電子書籍が読み放題
「Prime Reading」対象の電子書籍を追加料金なしで読み放題のサービスもあります。
ジャンルは小説・漫画・ビジネス書・雑誌などさまざま。
Kindle端末を持ってなくても、スマートフォン・タブレット端末・PCでも読むことができます。
ビジネス書は電子書籍でも、普通に1,000円以上しますからね。
プライム会員の年会費が5,900円なので、1年間に5冊読むと元が取れる計算。
ただ、個人的な感想としては、プライムビデオやアマゾンミュージックほどのお得感はないと思います。
私には読みたい本がほとんどありませんでした。
読書より映像や音楽のプライム特典ばかり使っている感じです。
本で元を取るなら、雑誌が手っ取り早いかも。
- 男性誌:GetNavi、Mac Fan、男の隠れ家、DIME
- 女性誌:美的、オレンジページ、Oggi、SPRiNG
月1冊読めば、492円は軽く元が取れますね。
電子書籍で読むならKindleがおすすめ
を利用するなら、Kindleとの相性が抜群です。
スマホやタブレット端末に比べてKindleの本体は軽いし、ブルーライトも軽減されているため目の負担も少ない。
当初、iPadで読んでいて目の疲れに悩まされましたが、Kindleに変えてからは長時間読んでも疲れなくなったのです。
Kindleは画面が白黒なのでビジネス書や小説、漫画に最適です。
一方、雑誌やガイドブックのようなカラーでないとイメージしづらい本は、iPadで読むのがベストかな。
端末は安い機種だと10,980円で買えるので、一度試してみて下さい。
Amazonプライム会員って本当に必要?
さて、Amazonプライムのおすすめ特典はここまで。
特典はまだ他にもありますが、ぶっちゃけ後は微妙なので、この段階で加入するかまず判断しましょう。
もしここまでの内容にお得感や必要性を感じなければ、無理してプライム会員になる必要はないと思います。
再度、プライム会員の料金とメイン特典を簡単におさらいしておくと、
- 一般の年会費5,900円(月々492円)
- 送料・日時指定・お急ぎ便が全て無料。
- Prime Videoで映画・ドラマ・お笑いが見放題。
- Amazon Musicで1億曲がシャッフルで聴き放題。
- Prime Readingでビジネス書・漫画・雑誌が読み放題。
のような感じです。
30日間の無料体験期間中でも上記の特典はフルで利用できます。
私もこの4つしかほとんど利用していません。
それでも、毎月492円どころか10倍以上は使っていると自負しているので、満足度は高いです。
Amazonプライムでほぼ使わない特典
では、残りの特典も一応ざっと見ておきましょう。
私にとって残りは、ほとんど使ったことがない価値の低い特典です。
とは言え、人によってライフスタイルは全く異なるので、これから紹介する特典を重宝する人も中にはいると思います。
プライム会員限定のセールに参加できる
Amazonでは定期的にセールが開催されています。
よく耳にするのは、
「プライムデー」「ブラックフライデー」「サイバーマンデー」
といった大型のセールイベントで、期間中はかなりの割引率でお得に買い物をすることができます。
「プライムデー」は毎年1回開催されるセールで、参加できるのはプライム会員のみ。
また、毎日行われている「タイムセール」ではプライム会員特典で通常より30分早く注文できます。
しかし、私はセールの時期まで待って会場に行き、掘り出し物を探す行為自体が面倒だと感じるタイプ。
欲しい物や必要なものがあれば、その都度調べてパッと買います。
それにセールへ参加すると、無駄なものまでついつい買ってしまいがちなので、のぞかないいようにしています。
Amazonプライム家族会員
同居家族2人までを追加して特典を共有することができる特典です。
家族も特典が使えるなんてお得に感じますが、本人とは違って全特典を利用できるわけではありません。
主に配送に関する特典がメインと言った感じ。
まあ、おひとりさまには不要な特典ですね。
Amazon Photosで写真を無制限に保存できる
スマホやデジカメで撮影した写真を無制限に保存できるサービス。
写真クラウドのバックアップサービスではGoogle Photoが有名で使っている人も多いのではないでしょうか?
Google Photoを利用しているのであれば、Amazon Photosは不要です。
ただ、これまで無料で提供されていたGoogleフォトの画像の無料・無制限バックアップサービスが2021年5月31日に終了しました。
なので、容量を気にせずに使いたい人は、無制限で保存できるAmazon Photosの特典は価値があると思います。
Amazon Freshで生鮮食品が買える
生鮮食品や日用品を1ヶ所でまとめて買えるというサービス。
対象エリアが東京・神奈川・千葉といった首都圏ごく一部だけなので、大阪の地方在住の私には利用できません。
将来的にエリアが拡大されて対象になる可能性もありますが、それでも不要ですね。
やっぱ生鮮食品はスーパーで直接見て買いたいですから。
Amazon Familyでベビー用おむつやミルクなどが割引に
赤ちゃん用のおむつやミルクが常時15%OFFになる特典です。
一人暮らしの私には使う機会なし。
Prime Wardrobeで試着が気軽にできる
ファッション系のアイテムを購入するときに、試着ができるサービス。
ネットで服や靴の質感やサイズを確認できないため、注文するにはリスクがあります。
プライムワードローブを利用すれば、
- 8点まで試着することができる
- いろいろなサイズを試せる
- 返送料無料(7日以内の返送手続きが条件)
などのメリットがあります。
「ユニクロ」や「しまむら」もないような田舎に住んでいる人や、外に出られない人には便利なサービスだと思います。
でも、返送する手間がかかるので、服は実店舗で買えば十分でしょう。
Amazon Mastercard の還元率が2%
「Amazon Mastercard」で決済すると、2%のポイントが還元される特典。
プライム会員以外は1.5%なので0.5%お得ですが、ポイントはAmazonでしか使えないため、微妙ですね。
Amazonプライムは一人暮らしに必要か?損か得か感想と評価:まとめ
以上、Amazonプライムの特典紹介と、一人暮らしに必要か?実際に利用した中で評価と感想を紹介しました。
最後に一人暮らしで使えそうな特典をまとめると、
- 商品購入時の送料無料・お急ぎ便・日時指定サービス。
- Prime Videoで映画・ドラマ・お笑いの視聴。
- Amazon MusicでBGM。
- Prime Readingで読書や情報収集。
といった感じです。
私は特典のごく一部しか利用していません。
それでも、毎日何かしらのサービスを使うので年会費の元は余裕で取れています。
確実に得していますね。
結局、プライム会員で得するか否かは、Amazonでの買物とPrime Video、Amazon Musicの利用頻度によります。
一人暮らしで仕事が忙しいと、あまり使わない人もいるでしょう。
こればかりは実際に体験してみないと、判断するのが難しいと思います。
そのために30日間の無料体験期間があるので、とりあえず試してください。
で、不要なら期間中に解約すれば料金は発生しません。
ちなみに、私は一度も解約したことがなく、今後も余程のサービス改悪がない限りは契約を継続するつもりです。