こんにちは、ナカシン(@nakashin2018)です。
今日はLANルーターのポートが足りないときに、簡単に増設してLANケーブルを分岐させる方法を紹介したいと思います。
無線LANルーターのポート数って通常は4つしかありません。
最近ではパソコンだけでなく、テレビ、HDDレコーダー、プリンター、ゲームなど複数の機器を有線でネット接続したい人も多いのではないでしょうか?
そんな時の悩みを解決する方法としておすすめしたいのが、誰でも簡単にLANポートを増やせるスイッチングハブの導入です。
スイッチングハブを使うことで、ルーターから引いてきた1本のLANケーブルを、途中で5股や8股などに分岐(枝分かれ)させることが可能になります。
単にLANポートの数が増やせるだけでなく、配線がスッキリするメリットも。
私の場合、接続機器の多さよりも、設置部屋が少しルーターから離れている理由で、ハブを購入しLANポートの増設と配線の整理を同時に行いました。
そこでこの記事ではスイッチングハブを使って、LANポートが足りない問題を解決し、ついでに配線も整える方法を書いていきます。
Contents
スイッチングハブの選び方
LANポートを簡単に増やすには、スイッチングハブの購入が必要となります。
アマゾンを検索すれば様々な商品がヒットしますが、パソコンの周辺機に詳しくない初心者はどれを買うべきか迷うのではないでしょうか?
- ポート数に少し余裕がある商品を選ぶ
- 通信速度1000Mbps(1Gbps)に対応した商品がベター
- 本体が金属製の商品は放射性に優れている
- 電源はACアダプタがない内蔵型の方が見た目が良い
ポート数に少し余裕がある商品を選ぶ
有線LANで接続したい周辺機器の数は、人によって異なります。
今はパソコン、テレビ、レコーダーだけでも、将来的にプリンターや光テレビ、ゲーム機を追加で購入することもあるでしょう。
なので、ポート数に多少余裕があるスイッチングハブを選ぶのがおすすめです。

一般的に家庭用として使用するなら、5ポートまたは8ポートで十分足りますが、企業向けの16ポートや24ポートといった商品もあります。
ただ、ポート数が増えるにつれて価格も上がっていきます。
通信速度1000Mbpsに対応した商品がベター
スイッチングハブと接続した周辺機器がデータの送受信をする場合、どれぐらいのスピードで転送できるか、ハブ・機器それぞれに転送速度があります。
一昔前の機器だと100Mbpsが上限であることが主流でした。
しかし、現在販売されているパソコンなどの機器の多くは、1000Mbps(1Gbps)に対応されています。
接続する機器の速度をチェックして、100Mbps以上の速さが出るものがあれば、1000Mbps(1Gbps)対応のスイッチングハブを選びましょう。
もちろん、転送速度が遅い端末を接続した場合でも使用可能です。
本体が金属製の商品は放射性に優れている
ハブの本体はプラスチック製のものと、金属製のものがあります。
商品の性質上、常に電源を入れた状態で使用するため、内部に熱がこもりやすくそれがパフォーマンスの低下や故障の原因となることも。
プラスチック製のものは重量が軽く、価格もリーズナブル。
一方、金属製はプラスチック製よりも重く、少し割高ですが、放熱性に優れているので、熱がこもる心配が少ないです。
金属製が高いといっても、価格は3,000円前後。
複数の周辺機器を同時に接続するつもりであれば、金属製のスイッチングハブを選んだ方がいいでしょう。
電源はACアダプタがない内蔵型の方が見た目が良い
電源は本体の内部に搭載されている「内蔵型」とケーブルにACアダプターが付いた「プラグ型」の2種類です。
おすすめはコンセント周りがスッキリする「内蔵型」。
というのも「プラグ型」だと、他の周辺機器のプラグをコンセントに刺す際に、ACアダプターが邪魔となり電源タップに接続できない可能性が出てきます。
ACアダプターは意外とデカくて見た目も良くないし、電源タップを掃除するときも外す必要があるため、「内蔵型」を選びましょう。
Buffaloのスイッチングハブを購入
ここまでの条件を満たす商品で私が購入したのは、Buffaloの5ポートスイッチングハブ LSW6-GT-5NS/WHです。
それと、Buffaloのツメの折れないLANケーブルを一緒に買ったので、どうせなら同じメーカーで合わせたいと考えたのです。
商品の基本情報はこんな感じ。
商品名 | BUFFALO 5ポートスイッチングハブ |
品番 | LSW6-GT-5NS |
カラー | ブラック/ホワイト |
転送速度 | 1000Mbps/100Mbps/10Mbps |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 2.5W(最大) |
本体寸法 | 143×86×29mm |
ポート数 | 5 |
重量 | 310g(本体のみ) |
素材 | アルミ |
製造国 | 中国 |
付属品 | ACケーブル、取扱説明書、保証書など |
カラーはブラックとホワイトの2種類あるのですが、とくにこだわりはなかったので、Amazonに在庫があったホワイトを選択しました。
商品のパッケージ内容
届いた商品の箱にはスイッチングハブの本体とACケーブル、それと取扱説明書が入ったビニール袋の3点のみとシンプル。
ビニール袋の中身です。
- スイッチングハブ本体
- 電源ケーブル
- ゴム足
- マグネット+マグネット用ネジ
- 取扱説明書と保証書(安全のしおり)
商品のパッケージ内容と取扱説明書をざっと見た限りでは、設定は何もする必要がなく本体に電源ケーブルをつなげば即使用できます。
電源ケーブルを本体に接続
パッケージの内容を確認したら、早速スイッチングハブの本体裏面に電源ケーブルを差し込んで使える状態にします。
「ループ検知」機能とは?
ハブの表をみると、中央に「LOOP DETECTION」と印字されていて、その下にONとOFFを切り替えるスイッチがあることに気がつきました。
これはLANケーブルをループ状に接続してしまったときに通知してくれる機能です。
例えばLANケーブルの両端を同じハブに接続したり、ハブをループ(円環)状に接続すると、ネットワーク内をデータが循環し通信障害やダウンすることがあります。
それを防ぐために、「ループ検知」機能が搭載されているのです。
まあ、スイッチングハブを複数台設置しなければループすることはないので、「ループ検知」は気にしなくていいでしょう。
LANポートを増やして配線もスッキリした
では、購入したBuffaloのスイッチングハブを使って、LANポートの増設と部屋の配線をスッキリと整理し、ポートが足りない悩みとおさらばします。
ケーブルはBuffaloのツメの折れないLANケーブルを使用。
この商品をおすすめする理由は、LANを無線から有線に切り替える方法を紹介した記事で詳しく書きましたので、ぜひ読んでみて下さい。

もしスイッチングハブがなかったら?
わが家ではもともと無線でインターネットに接続していました。
しかし、LANルーターから少し遠い部屋でパソコン作業をしているため、急に速度が落ちたり時にはつながらなくなることがあったのです。
試しにルーター背面にある4つのポートにLANケーブルを接続してみると。
4本の長~いLANケーブルを、別の部屋まで引き延ばさなければなりません。
さすがに4本も長いのがあると掃除をするときに邪魔。何かの拍子にひっかけてケーブルや接続機器が故障することも考えられます。
ルーターから1本のケーブルを引きハブで分岐
出した結論がスイッチングハブでLANを途中で分岐する方法です。
LANルーターのある部屋からパソコンなどの機器を設置している部屋までを1本のケーブルを引いて、そこから枝分けをすることに。
ルーターにLANケーブルを1本接続し、目的の部屋まで配線します。
ルーターから引いた1本のLANケーブルをスイッチングハブのポートに接続し、周辺機器のLANも同じようにつなぎます。
完了したらスイッチングハブの電源プラグをコンセントに差し込む。
POWERランプとLINK/ACTランプが点灯し有線接続が完了。
オレンジのランプは10/100Mリンク確立時、グリーンは1000Mリンク確立時を表しています。
現在4つのLANポートに接続している状態です。
1つはルーターから引いたLAN、あとの3つはテレビ、ひかりTV用のチューナー、そしてデスクトップパソコンとなります。
このようにスイッチングハブを使用することで、LANポートが足りない悩みを解消し、部屋の配線を整理することができるのです。
ルーターのLANポートが足りない!!簡単に増設して分岐させる方法は?:まとめ
以上、ルーターのLANポートが足りないときに、スイッチングハブを使ってポートを増やし分岐させる方法を紹介させて頂きました。
簡単にまとめると、スイッチングハブを導入する主なメリットは2つ。
- たくさんの機器を有線LANで接続することができる
- 配線を整理してスッキリすることができる
私は接続する機器の数は多くありませんが、ルーターと機器の設置場所が離れているため、配線の整理がしたくてハブを購入しました。
結果、最小限のケーブルで高速な有線接続が利用できるようになり大満足です。
スイッチングハブはBuffaloのようなメーカー品でも3,000円前後と安く、接続方法も簡単なので、上記のメリットを求めている人にはおすすめですね。
WiFi接続でも速度と安定性で満足している人は、無線のままでもいいと思います。
もし無線から有線接続の切り替えを検討していて、複数の機器をつなぎたい場合は、今日の記事を参考にぜひスイッチングハブを導入してください。