こんにちは、ナカシン(@nakashin2018)です。
今日は自宅でインターネットを使うために必要なLANを「無線」から「有線」に切り替える方法とその魅力を紹介したいと思います。
インターネットが登場した頃は、LANと言えば有線接続が一般的でした。
しかし、今や会社・店舗はもちろん家庭でも、1人1台スマホを持つような時代に突入し無線LANの普及が急速に進んでいます。
無線LANのメリットと言えば、どこでもネット接続ができることですよね?
ただ、ルーターから遠い部屋だとWiFiの速度が「遅い」、電波が「弱い」、ひどい場合は「届かない」「回線が落ちる」といった悩みに直面することも。
LANルーターから少し遠い部屋でパソコン作業をしているため、急に速度が落ちたり時にはつながらなくなることもあったのです。
その解決策として最近、このLANケーブルを買って有線接続に切り替えました。
有線LANにするとLANケーブルが邪魔になるというデメリットはありますが、無線よりも速度が早く、安定した通信を実現することが可能になります。
そこで、今日の記事では家庭でのインターネット接続を、無線LANから有線LANにして、より快適なネットライフを送る方法について書いていきます。
Contents
私がこれまで無線LANで接続していた理由は?
パソコンに詳しい人なら、有線LANの方が速いことはご存知だと思います。
無線LANは通信速度が遅く、不安定というだけでなく万が一セキュリティーに不備があると、PCに不正侵入され情報漏洩のリスクも。
したがって、自宅で仕事をする人は有線LANの方がより安全なのです。
それなら、なぜ私が最初から有線LANでネット接続しなかったのかと言うと、パソコン作業をする部屋に光コンセントがなかったから。
この問題を解決するために、作業部屋を変えて有線接続にするか、そのままで無線LAN接続にするかで悩み、最終的に無線を選びました。
ところが、2016年にスポーツ専門の動画配信サービスDAZNが日本でも始まったことで、その考えを改めるきっかけとなります。
スポーツ好きの私は即契約しましたが、「クルクル」するフリーズの連続。
サッカーの試合中に「クルクル」で映像が止まって、ゴールシーンを見逃したことも一度や二度ではありません。
ある時さすがに我慢の限界がきて、通信速度が速く、安定感で優れている有線LANに切り替えてみようと思ったのです。
結果、有線にしても相変わらず「クルクル」は出る。
ですが、明らかに以前よりは回数が少なく、出ても直ぐ消えるようになり、フリーズのストレスから完全に解放されました。
以上の経験から、無線LAN接続で電波が「弱い」「回線が落ちる」悩みを抱えている人は、LANケーブルを買って有線接続に変えると効果があると思いますよ。
LANケーブルはどれを選ぶべきなのか?
無線LAN接続から有線LAN接続に切り替える方法は簡単です。
市販のLANケーブルを買ってきて、ルーターとパソコンのLANポートにケーブルを接続するだけなので、面倒な初期設定は必要ありません。
せっかく高速化を求めて無線から有線にしても、ルーターに付属しているケーブルや古いケーブルを使うと、速度は遅いまま。
LANケーブルにも種類があるので、最適なものを選ぶようにしましょう。
カテゴリ6AのUTPケーブルがおすすめ
LANケーブルは「カテゴリ」と呼ばれる規格で分かれており、数字が大きくなるにつれて通信速度と周波数が上がっていきます。
現在市販されている規格をざっと表にまとめると、
カテゴリ | 5e | 6 | 6A | 7 | 8 |
最大通信速度 | 1Gbps | 1Gbps | 10Gbps | 10Gbps | 40Gbps |
伝送帯域 | 100MHz | 250MHz | 500MHz | 600MHz | 2GHz |
ケーブル種類 | UTP/STP | UTP/STP | UTP/STP | STP | STP |
用途 | 家庭用 | 家庭用 | 家庭用 | 業務用 | 業務用 |
おすすめ度 | △ | 〇 | ◎ | × | × |
この5種類のどれかに当てはまると思います。
で、結局この中からどれを選べばいいのかと言うと、家庭向けのLANケーブルなら「カテゴリ6A」を買えば間違いありません。
単純に数字の一番高い8を買えば一番速くなりそうですが、カテゴリ7以上のケーブルは業務用で一般家庭向きではないため、特別な準備が必要になります。
また、カテゴリの数字が上がると値段も高いです。
家庭用インターネット固定回線の通信速度は最大1Gbpsが主流なので、6Aもしくは5eや6を選んでもいいでしょう。
ケーブルの種類はUTPのフラットを選ぶ
カテゴリーが決まったら、ケーブルの種類にも注意してください。
LANケーブルには主にUTPケーブルとSTPケーブルがあり、どちらも通信用ケーブルとして利用することができます。
それぞれのケーブルの違いを簡単に説明しておきましょう。
ノイズを遮断するためのシールド処理がされていないケーブル(一般家庭向き)
電磁波やノイズを抑えるためにシールド処理されたケーブル(工場やオフィスなどの業務用)
少し専門的な話になるため、「家庭で使う場合はUTPケーブルを買う」とだけ覚えておけば大丈夫です。
ケーブルの形状は「スタンダード」「スリム」「フラット」などの選択肢がありますが、速度的にはそれほど差はありません。
フラットは平たい形状の薄型であるため、LANケーブルをカーペットの下に這わせたり、ドアの隙間に通したりして、きれいに配線することができます。
強度やノイズに弱いと言われていますが、気になったことはないですよ。
BUFFALOツメの折れないLANケーブルがコスパ良し
さて、「カテゴリ6A、UTP、フラット」の3つの条件を満たすケーブルで、どれがおすすめかと言うと、私が愛用しているBuffaloのツメの折れないLANケーブルです。
こちらの商品を選んだポイントは以下の3つ。
- BUFFALOというブランド
- 価格がリーズナブル
- ツメが折れないのでLANケーブルが抜けにくい
なので、BUFFALOブランドであることと、「折れないツメ」のキャッチコピーにひかれてこの商品を選びました。
長さは0.5m、1m、2m、3m、5m、7m、10mの7種類があります。
10mあれば少し離れた部屋からでも届くと思いますが、長さが足りない場合はスイッチングハブや延長コネクタを使ってください。
LANルーターから遠い部屋に有線で接続してみた
では実際に、わが家のLANルーターに6Aケーブルを差し込んで、少し遠い別の部屋にあるパソコンと有線で接続してみたいと思います。
使用するはもちろん、BUFFALOツメの折れないLANケーブルです。
パッケージを開封すると、中にはケーブルのみが入っていました。
左のケーブルが長さ1m(ひかりTVのチューナーとTVを接続する目的で購入)で右は今回LANルーターとPCを有線接続するために購入した7mです。
LANケーブルのコネクターをルーター背面のポートに接続する。
ルーターを設置している部屋から、パソコンのある作業部屋までLANケーブルを引き延ばしていきます。
形状が「フラット」のケーブルを選べば、このようにドアを閉めても隙間に配線できるため日常生活に支障はありません。
パソコン本体のLANポートに、LANケーブルのコネクターを接続すれば完了です。
これでルーターとパソコンをLANケーブルで有線接続されましたので、WiFiを利用していたときよりも通信速度が速くなり、安定化にも成功しました。
LANルーターから遠い部屋でも有線接続すればWi-Fi電波の「届かない」「弱い」が解決!!:まとめ
以上、LANルーターから遠い部屋に、有線接続してWiFi電波が「届かない」「弱い」の悩みを解決する方法を紹介させて頂きました。
最後にまとめると、無線でネット接続する方が楽なのは間違いありません。
しかし、自宅の場所によってはWiFiの電波が弱く、通信速度が遅かったり、回線が落ちたりする悩みに直面することがあります。
趣味程度でネットをする程度なら、それほど問題ないでしょう。
ただ、オンラインゲームをすれば対戦中に回線が落ちると周りに迷惑をかけますし、動画配信サイト視聴中のフリーズは本当にイライラがつのります。
自宅で仕事をする人は、無線LAN接続だとセキュリティー面の脆弱性を狙われて、大切なデータをハッキングされる危険性もある。
それらを考えると、無線から有線に切り替える価値は十分あると思います。
有線接続にする場合、LANケーブルの選び方が何より重要で、2020年現在は「カテゴリ6A、UTP、フラット」のケーブルがもっともおすすめです。
特に「BUFFALOツメの折れないLANケーブル」はリーズナブルでケーブルが抜けにくく、コスパ最強!!
形状がフラットのケーブルは遠い部屋からカーペットの下、ドアの隙間を通して配線できるため、部屋をスッキリ見せたまま、有線にすることができます。
今日の記事を参考に、有線にして快適なネットライフを手に入れて下さい。