こんにちは、ナカシン(@single_life2021)です。
今日はマレーシアのペナン島を一人旅で観光したときに訪れた、観光スポット22か所を紹介したいと思います。
ペナンの見どころといえば、ウォールアートと世界遺産の美しい街並み!!
18世紀末にイギリスの東インド会社に譲渡された歴史的な事情で、英国コロニアル建築調の建物が立ち並んでいます。
もちろん、インドや中国式の寺院、邸宅、マレー系モスクも多いです。
西洋風の建物と、中国、イスラム、ヒンズーなど東洋の建物を一度に見られる場所は世界でもそう多くはありません。
ペナンはそれほど大きな島でないため、2~3日あれば車で一通りの観光地を回ることができます。
そこで、この記事では私が訪れたペナン島の観光スポットをまとめました。
ペナンの観光スポット22選を地図で確認
まず、私が訪れたペナンの観光スポットを地図で確認してください。
見てのとおり、観光地は北部に集中しています。
なので、ジョージタウンの中心地である北部からのスタートがおすすめ。
ちなみに私は英国コロニアル建築調のホテル、裁判所、市役所が立ち並んでいる北部の海岸を起点にしました。
英領時代のコロニアル建築
では、実際に回った順で観光スポットを紹介します。
北部の海沿いには、イギリスが統治していた時代の面影を感じることができます。
イギリスがマレーシアで最初に入植した場所というのがペナン島。
18世紀末、英国人フランシス・ライトによってケダ王国からイギリス東インド会社に割譲されました。
以降、交易船の寄港地として栄えたこの地には、英国コロニアル調の建物が作られ今も残っているというわけです。
イースタン&オリエンタルホテル
1885年にイラン出身のアルメニア人、サーキーズ兄弟によって建設された由緒あるコロニアル様式のホテル。
白亜の建物が印象的です。
シンガポールのラッフルズホテルもサーキーズ兄弟によって建築されました。
ローマ・カトリック大聖堂
1786年に東インド会社の総督フランシス・ライトによって設立された、ペナン島で最も歴史のあるカトリック教会。
現在の建物は1861年に建てられたもので、私が訪れたときは中には入れませんでした。
- 開館時間:8:00~17:00
- 休業日:土曜日・日曜日
- 入館料:無料
セント・ジョージ教会
1818年に建築された東南アジア最古の英国国教会。
高い尖塔をもつ白い教会で、建物の目の前は芝生の綺麗な広場になっているので静かな雰囲気でした。
礼拝の時間を除けば内部の見学もできるようです。
- 開館時間:9:00~15:00(金曜日~日曜日は礼拝のみ)
- 休業日:金曜日・土曜日・日曜日
- 入館料:無料
ペナン博物館
1896年に学校として建設され、1927年に博物館として公開された建物。
各民族ごとにペナンの歴史や文化を伝える貴重な写真、資料、調度品、民族衣装などが展示されています。
私が訪れた2020年1月は改装中でした。
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日:金曜日(アートギャラリーは祝日も休館)
- 料金:大人RM1・子供RM0.5(12歳未満は無料)
ペナン高等裁判所
1809年に建造された歴史ある建物。
イタリアの建築家パラディオが生んだ様式を踏襲していることから、ネオ・パラディアン建築と呼ばれています。
現在も裁判所として使用されているため、内部の見学はできません。
反対側(海側)のLebuh Lightストリートから撮影した1枚がこちら。
ペナンシティーホール(市庁舎)
1903年に完成した建物。
かつてはイギリス東インド会社の拠点として繁栄しましたが、現在はペナン市議会の会議場として使用されています。
中には入れないため、目の前にある芝生の公園から撮影しました。
ペナンタウンホール(市役所)
ペナンシティーホール(市庁舎)のすぐ隣にある建物で、こちらは市庁舎よりも古い1883年に建造されました。
シティーホールが純白であるのに対し、タウンホールはベースがクリーム色。
コーンウォリス要塞
18世紀末にフランシス・ライトが上陸した場所に建てられた要塞。
当時の同社総督チャールズ・コーンウォリスの名前が付けられました。
入場料はRM20です。
要塞の内部は公園というか広場があり、海沿いの高台に大砲が数台ある程度。
正直、ここはお金を払ってまで入る価値はありません。
- 開館時間:9:00~22:00
- 休館日:なし
- 料金:大人RM20・子供RM10
ビクトリアメモリアル時計台(ジュビリー時計塔)
1897年に地元の慈善家であるチア氏が、イギリスのビクトリア女王の即位60周年を記念して建てた時計塔。
1902年の完成で、高さ60フィートあります。
イギリス統治時代のコロニアル建築は以上です。
ハーモニー通りの民族色豊かな宗教建築
次に、リトル・インディア、チャイナタウン周辺に行きました。
この辺りには、中国、イスラム、ヒンズーなど多民族国家マレーシアを体験できる宗教施設が点在しています。
クー・コンシー
福建省から移民してきたクー氏一族によって建造された中国寺院。
1901年に火災によって焼失しましたが、1906年に再建されました。
建物は2階建てになっていて、1階部分はクー一族の歴史や当時の暮らしぶりなどを伝える博物館になっています。
柱や壁の至る所に精巧な彫刻が施されている、豪華な装飾の中国寺院です。
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日:無休
- 料金:大人RM10・子供RM1
カピタンクリンモスク
1801年にイスラム教徒の商人、カピタン・クリンによって建てられたペナン最大のムガール建築様式のモスク。
- 開館時間:11:30~13:00、14:00(金曜日は14:30)~18:00
- 休館日:無休
- 料金:無料
スリマハマリアマン寺院
1833年にインド出身の入植者が建てた、ペナン島で最も古いヒンズー教の寺院。
38の神々と動物などの彫刻で飾られた、入り口の塔が印象的です。
- 開館時間:8:00~21:00
- 休館日:無休
- 料金:無料
観音寺
1800年代、広東人と福建人によって建てられたペナン島最古の中国寺院。
クーコンシーと同じように、屋根の上や柱は壮麗な彫刻で装飾されていて、お詣りに来ている人でにぎわっていました。
- 開館時間:8:00~18:00
- 休館日:無休
- 料金:無料
海南寺院(天后宮)
中国の海南島からの移民によって1866年に建立された寺院。
航海や漁業の守護神として強い信仰を集める道教の女神、媽祖(まそ)と先祖が祭られています。
ガイドブックにも載っていない寺院で穴場です。
- 開館時間:9:00~18:00
- 休館日:無休
- 料金:無料
中国、イスラム、ヒンズーなど各民族の寺院巡りはここまで。
2つの大邸宅(マンション)
今度は、19世紀末に建てられた大邸宅に行きました。
ペナン島で有名な邸宅といえば、「チョン・ファッ・ツィー・マンション」と「ペナン・プラナカン・マンション」の2つです。
チョン・ファッ・ツィー・マンション
1880年に「東洋のロックフェラー」と呼ばれた、中国人実業家のチョンファッツィーが建てたマンション(大邸宅)。
別名ブルーマンションと呼ばれています。
内部を見学するには、
- ツアーへの参加
- ホテルとして使用されている客室に宿泊
- レストランでの食事
のどれかを選ぶ必要があったので、私はツアーに参加しました。
鮮やかなブルーの外観とトライショーの組み合わせを写真に撮ると絵になります。
- 英語ツアー:11:00、14:00(毎日)15:30(月曜日~金曜日)
- 中国語ツアー:12:00、15:30(土曜日・日曜日のみ)
- 休館日:なし
- 料金:大人 RM17・子供(12歳以下) RM8.50
ペナン・プラナカン・マンション
19世紀末にペナンの中国系部族ハイキー・チャンによって建てられた邸宅。
プラナカン一族が住んでいた豪邸を改築し、現在は博物館として公開されています。
プラナカンとは、中国から渡って来た中国人男性がマレーの女性と結婚して生まれてきた子孫の事。男性はババ、女性はニョニャと呼ばれ言富を築きました。
建物の内装が豪華絢爛で、それぞれの部屋には金や螺鈿をふんだんに使用した装飾品が所狭しと並んでいます。
- 開館時間:9:30~17:00
- 休館日:無休
- 料金:大人 RM21.2・子供(12歳以下)RM10.6
珍しいタイとビルマ(ミャンマー)の寺院
邸宅を見た後は、少し移動してタイとビルマの寺院へ。
プラウ・ティクス(Pulau Tikus)という場所の「寝釈迦仏寺院」と「ダーミカラマ ビルマ寺院」を訪れました。
寝釈迦仏寺院
1900年に建設されたペナンを代表するタイ式の寺院で、本堂の入り口には龍、蛇、そして鬼のような2体の像が出迎えてくれます。
本堂の中に入ると全長33mもある、巨大な寝釈迦仏像が横たわっています。
ビルマ、タイに次いで世界で3番目に大きい寝釈迦仏像でお釈迦様が悟りを開いて涅槃の境地に達した様子を表しています。
- 開館時間:6:00~17:30
- 休館日:無休
- 無料
ダーミカマラ ビルマ寺院
1803年に建設されたマレーシアで唯一のビルマ寺院。
本堂には高さ10メートルの巨大な釈迦如来像があり、金色の袈裟をまとった柔和な笑みを浮かべています。
寺院の奥にパゴダがあって最上階までエレベーターで上がると、敷地内を見渡すことができるのでおすすめ!!
コンドミニアムやオフィスビルの近代建築と歴史的建造物がコラボしています。
- 開館時間:7:00~18:00
- 休館日:無休
- 料金:無料
その他、ペナン島の見どころ
ジョージタウンでその他に訪れた観光スポットを4か所ほど追加しておきます。
周一族の橋(Chew Jetty)
ジョージダウン北東部の海岸沿いにある水上集落。
福建省から移ってきた周一族が住んでいた場所で、現在は観光地化され土産物店や飲食店が軒を連ねています。
集落内部のお店はこんな感じで、住宅兼店舗も多いです。
- 営業時間:9:00~21:00
- 休業日:無休
コムター(レインボースカイウォーク)
1985年に建設されたペナン一の高さを誇るランドマークタワー。
当初は65階建てでしたが、2016年に3フロア増築されて現在は68階建てになっています。
トップフロアには「Rainbow Skywalk」という、Uの字で張り出されたガラス張りの展望台があります。
極楽寺(ケックロックシー)
中国からペナンに渡った寺の住職が、1904年に華僑の実業家による資金援助を受けて建てたお寺。
約12万㎡の敷地内に高さ30mある7層のパゴダなどカラフルな仏塔が目立ちます。
パゴダ上層階からの眺め!!
内部にはエレベーターがなく、自分の足で上まで登っていく必要があるためかなり体力を消耗させられました。
- 開館時間:8:30~17:30
- 休館日:無休
- 料金:RM2(極楽寺パゴダ入場料)
蛇寺
最後に訪れた「蛇寺 」!!
蛇寺はペナン国際空港の近くにあります。
ヘビがそこら中にいると言うわけではなく、よく見たらチラホラいる程度です。
有料で巨大なヘビを首に巻いて記念撮影をするのが名物みたいですが、私はビビりなので低調にお断りしました。
- 開館時間:7:00~19:00
- 休館日:無休
- 料金:無料(ヘビとの記念撮影は有料)
ペナン島の一人旅におすすめな観光スポット22選!!:最後に
以上、ペナン島一人旅におすすめ観光スポット22選でした。
ペナン島は歴史的な背景から、多彩な文化が混ざり合った独特な雰囲気の島です。
街中には英国統治時代の建物、中国系の鮮やかな寺院、大邸宅、イスラム教のモスクなど見どころが満載です。
比較的狭いエリアに観光スポットが密集しているため、短期間でも色々回れます。
難点なのは気温が高く日差しが強いのと、公共交通が発展していないことでしょうか。
体力の消耗を避けるために、カフェで休憩して水分補給をし移動はGrabを使うと効率よく周遊できると思います。
この記事がペナン一人旅の参考になればうれしいです。