こんにちは、ナカシン(@nakashin2018)です。
今日はマレーシアのペナン島ジョージタウンの観光では外せない、ストリートアート1日巡りをしたときの様子をレポートしていきたいと思います。
様々な魅力が凝縮されたペナンは、イギリス統治時代からリゾート地として栄えました。
島の中心であるジョージダウンは2008年にユネスコ世界遺産に登録されており、多文化を一度に体験できることもあって観光のメインと言えば街歩き。
西洋と東洋の文化の入り混じる美しい歴史的建造物は「東洋の真珠」と呼ばれています。
そんなマレーシアを代表する観光地のペナンですが、近年は町中に点在しているストリートアートが人気になっているのはご存知でしょうか?
2012年にリトアニア人アーティストのアーネスト・ザカレビッチ氏が「ジョージタウン・フェスティバル2012」で描いた壁画から始まって、徐々に増えていったそうです。
したがいまして、ペナンを訪れる際にはジョージタウンの世界遺産を見ながら、ウォールアート巡りをするといいでしょう。
今回は私が実際に行って写真撮影したアートを地図付きで紹介します。
時間の都合上、全部探すことはできませんでしたが、1日で有名アーティストの壁画は大体見て回ることができたので、ペナン観光の参考にして頂ければと思います。
Contents
管理人が訪れたストリートアートを地図で確認
まず最初に、私が見て回ったペナン島ジョージタウンのストリートアートをGoogleマイマップに全てまとめましたので確認してください。
有名・無名アーティストの作品を、合計22か所に渡って1日巡りをしました。
地図を見て頂ければわかる通り、ほとんどのアートが同じエリアにあって「これなら1日あれば余裕で回れそう」と思われるかもしれません。
ですが、ペナンには「暑さ」という大きな問題があります。
ストリートアートや歴史的建造物が立ち並ぶエリアは、密集地で十分歩ける面積ではありますが、とにかく暑く日差しが強いので少し歩いただけで体力が消耗されます。
なので、暑さに弱い人は昼間を避けるか徒歩での移動を最小限にしてGrabやトライショーを利用したほうがいいでしょう。

また、カフェや飲食店で休憩しながらゆっくり巡るのもおすすめです。

アーネスト・ザカレビッチ(Ernest Zacharevic)
では、ここからは私が実際に行って写真を撮ったストリートアートをおすすめ順に紹介していきたいと思います。
最初に見ておいた方がいいのは、ペナンウォールアートの発端となったアーティスト、アーネスト・ザカレビッチ氏の作品でしょう。
一見本物と見間違うほどの、写実的なタッチが特徴です。
自転車に乗る子供たち(Kids on Bicycle)
ペナンのウォールアートの中で最も有名で、イギリスのザ・ガーディアン紙が選ぶ世界15大壁画に選ばれた代表作品です。
自転車とベンチは本物!!
バイクに乗る少年(Boy on Mortorbike)
こちらもアーネスト・ザカレビッチ氏の作品で、古いモーターバイクは本物です。
椅子に乗った少年(Boy on Chair)
椅子の上に乗って手を伸ばす少年が描かれています。
青い服を着た女の子(Little Girl in Blue, Kungfu Girl)
青いパジャマのような寝巻きを着た女の子が、立ち上がろうとしている壁画。
ルイ・ガン(Louis Gan)
次は、ペナン出身の若手アーティスト、ルイ・ガン氏の作品も人気です。
ブランコに乗る兄弟(Brother & Sister on a Swing)
ルイ・ガン氏の代表作で本物のブランコを使ったアート。
古いレンガでできた壁にブランコが埋め込まれていますので、隣に乗って写真撮影をする観光客が多いです。
バスケットボールして遊ぶ子供たち(Children Playing Basketball)
バスケットボールをしている女の子と男の子が描かれた作品です。
ジュリア・ヴォルコバ(Julia Volchkova)
続いて、ロシア人アーティスのジュリア・ヴォルコバ氏が描いた壁画も見ておきたいところ。
インド人の船頭(The Indian Boatman)
ボートに乗ったインド人の船頭を描いた大きなウォールアート作品です。
青い服を着た小さな女の子(Little Girl in Blue, Kungfu Girl)の壁画と比較的近い位置にあるため、Grabで行ってまとめて撮影するといいでしょう。
ヴォルコバ氏の作品は他にもいくつかありますが、時間の関係で一番有名なこのボートマンの壁画しか見に行けませんでした。
動物をモチーフにしたストリートアート
ストリートアートには、猫を中心に動物をモチーフにした作品も多いです。
これはジョージタウンフェスティバル2013で「101 Lost kittens」という捨て猫を減らすプロジェクトの一つとして、アーティストによって描かれました。
ブルースリー(The Real Bruce Lee Would Never Do This)
ブルースリーが猫と戦っている様子を描いたウォールアートです。
私が撮影に行ったときは、残念なことに写真のような「スプレーペイントの落書き?」がされていました。
巨大な猫(Skippy Comes to Penang)
スキッピーという名前の巨大な猫が描かれたウォールアートですが、渡航前にガイドブックやネットで見た写真と比べると、実物はかなり色落ちしていました。
幸運を呼ぶ猫(Love Me Like Your Fortune Cat)
日本で言う招き猫に囲まれた、猫を描いた作品。
巨大なディスコモンキー(Giant Disco Monkey)

幸運を呼ぶ猫(Love Me Like Your Fortune Cat)のすぐ隣に描かれた、巨大なディスコモンキーの壁画です。
その他アーティストによる壁画
ウォールアートには無名なアーティストによって描かれた作品も数多くありますので、時間に余裕があれば見て回るといいでしょう。
私は街歩きをしていて、気になるアートが見つかれば写真に収めていきました。
福建語を教える(Teach You Hokkien)
少年がHokkien(福建語)で何か話しかけているところを描いた壁画です。
ペナンに住んでいる華人の祖先は、福建省をはじめとする中国南部からマレーシアに移住してきた人が多いため、言語は福建語が主流となっているようです。
豆乳を売る屋台(Susu Soya Asli & Segar)
屋台で豆乳を売るお婆さんとそれを購入する少年と少女が描かれた作品。
トライショーで物を売るおじさん(Traditional Rickshaw Vendor)
マレーシア伝統のトライショー(人力車)で何か商品を販売しているおじさんが描かれたウォールアートです。
どちらが店員でどちらがお客さんなのかいまいちわかりませんね。
ドアを押す2人の男性(Two men pushing a door)
英語名を直訳すると「ドアを押す2人の男性」ですが、壁を押しているように見えます。
線香を持っている女性(Woman holding incense sticks)
これはそのまま線香を持っている女性でしょうか。
天使の羽(Angel’s Wings)
天使の羽のウォールアートです。
「トライショーで物を売るおじさん」から「天使の羽」までの4作品は下記のマップで印をつけた狭い通りに、全て描かれていました。
他にも壁画があったと思いますので、チェックしてみて下さい。
大気汚染を止めるのはあなただけ(Only You Can Stop Air Pollution)
煙草による大気汚染の問題に関心を持ってもらうために描かれた作品。
水上集落の人々(Folklore by the Sea)
こちらは桟橋に沿って建っている水上集落のChew Jettyにあるアートです。
狐と女性(Fox Lady)
最後は狐2匹と女性が描かれた壁画になります。
私が今回訪れた中ではこのウォールアートが一番遠く離れていて、偶然この周辺を散策しているときに見つけて写真に撮っておきました。
ワイヤーアート
壁画の次はワイヤーアートです。
観光のメインは壁画巡りでいいと思いますが、ワイヤーアートも年々増加しており現在では50点以上の作品が点在しているため、注目しても面白いかも。
ここでは、2か所だけ紹介しておきます。
行進(Procession)
日本語で「行進」と勝手に訳しました。オシャレな建物、ウォールアート、ショップが集まるアルメニアンストリートにあります。
財産(Property)
もう1点は「財産」と訳しました。金持ちが大きな船を所有しているとの解釈です。
ペナン島ジョージタウンのストリートアート1日巡りの旅を地図付きで完全公開!!:最後に
以上、ペナン島ジョージタウンのストリートアート1日巡りをしたときの様子を紹介させて頂きました。
本当はもっと見たかったのですが、1日だと時間的に限りがありますね。
ペナンの日中はメチャクチャ暑くて日差しが強いため、街歩きをするなら水を持って行動するか適度にカフェで休憩するようにして下さい。
で、少し離れた場所にお目当てのウォールアートがある場合は、お金をケチらずにGrabで移動すると1日でも効率よく回れます。
また観光用のトライショーもあるので、利用してみてもいいかも知れません。
ジョージタウン市内のショップにはストリートアートに描かれている壁画がデザインされたグッズも数多く販売されていました。
ちなみに、私はお土産にポストカードをいくつか購入して旅の思い出にしようかと思います。