こんにちは、ナカシン(@single_life2021)です。
今日は約1ヶ月前に買ったロードバイクで、琵琶湖を一周したときの旅行記を書いていこうと思います。
スポーツ自転車に乗ると憧れるのがロングライド!!
中でも関西在住のサイクリストに人気のコースと言えば、琵琶湖を一周する「ビワイチ」ではないでしょうか?
ビワイチには琵琶湖大橋より北の150kmを一周する、北湖のコースが難易度が低く初心者に推奨されています。
ただ、気になるのは体力面と一周に必要な日数、お金、持ち物、安全面だと思います。
びわ湖周辺の観光やグルメをついでに楽しみたい人も多いでしょう。
そこで、ビワイチ初心者の私が行った準備、実際に走ったルート、訪れた観光とグルメスポットをまとめました。
フルビワイチの日程と走行ルート
まず最初に、自転車で琵琶湖一周(ビワイチ)したときの日程と途中で立ち寄った観光スポットを見て頂きましょう。
4泊5日かけて、一周してきました。
1日目:7月12日(火)
京阪牧野駅 ⇒ 三井寺力餅 ⇒ 大津港 ⇒ 大津湖岸なぎさ公園 ⇒ 瀬田の唐橋 ⇒ ピエリ守山 ⇒ サイクリストの聖地 ⇒ ABホテル近江八幡
2日目:7月13日(水)
八幡堀 ⇒ 八幡山ロープウェイ ⇒ ラ・コリーナ近江八幡 ⇒ 麺類をかべ ⇒ 彦根城 ⇒ 鳥人間コンテスト会場 ⇒ 長浜城 ⇒ 黒壁スクエア ⇒ 近江牛まん本舗 ⇒ ホテルルートイン長浜インター
3日目:7月14日(木)
つるやパン 木之本本店 ⇒ 余呉湖 ⇒ メタセコイア並木 ⇒ ホテル可似登 ⇒ 西友本店
4日目:7月15日(金)
白髭神社 ⇒ びわ湖バレイ ⇒ 浮御堂 ⇒ 大津港 ⇒ ホテルアルファーワン大津
5日目:7月16日(土)
帰宅の途に
自宅の枚方から琵琶湖まで自転車で移動
ビワイチは初心者でも、2泊3日あれば十分と言われています。
私が4泊5日もかかったのは、自宅のある枚方市から琵琶湖へも自転車で移動(片道30km)したから。
ちなみに、今回は京都市内に住む友人との二人旅。
友人もスポーツバイクを持っています。
お互い自宅を出発地点とし京都の山科で合流。
一緒に自転車で滋賀県に入り、浜大津の「大津港」からビワイチの旅をスタートしました。
4泊5日の行程をGoogleマップにまとめてみた
走行ルートと訪れた観光スポットは、Googleマイマップで公開しております。
改めて地図で確認するとかなりの距離で、初のロングライドにしては「走り過ぎ!!」というぐらい走りました。
湖周にはビワイチ専用のサイクリングルートが整備されています。
その案内通りに進めば道に迷うことはありません。
でも、観光地の中には、ビワイチ推奨ルートから外れている場所もあるため、Googleマップは役に立ちます。
ビワイチ初心者の基礎知識
さて、今度はビワイチへの挑戦を検討中のサイクリストに私から伝えておきたいアドバイスを書いておきます。
ビワイチは観光推進の一環として、滋賀県が県を挙げてバックアップしています。
サイクリングロードの整備や専用アプリの開発、トイレや空気入れを貸してくれる、サポートステーションも充実。
なので、初心者でも快適に走れる環境が整っていました。
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一周にかける日数、1日の走行距離は少なめに設定する
琵琶湖は一周196kmあります。
初心者だと琵琶湖大橋より北の「北湖」を一周する人が多いようですが、「南湖」を含めた完全制覇を目指しましょう。
達成感が全然違います。
一周196kmと聞くと、とても無理なように感じるかもしれません。
でも、琵琶湖周辺の道路は平坦な道ばかりで、坂道や山道が少なく、自転車なら意外と長距離でも走れます。
とはいえ2泊3日でも1日、約66km自転車に乗ることになります。
初挑戦する場合はトータル日数と1日の走行距離を、少し余裕をもった範囲で事前に決めておきましょう。
私たちは当初、3泊4日で一周する予定でしたが、途中で1泊足しました。
4泊5日あれば身体への負担を最小限に、のんびりとサイクリングしながら、観光とグルメを満喫できると思います。
自転車はレンタルではなく買う方が良い
ビワイチに必須なのは何といっても自転車。
中でも、おすすめはロードバイクです。
ロードバイクはもともと自転車レースのために開発された自転車で、長距離のサイクリングに最も適しています。
車体が軽く、変速機のギア数が多い。
スピードもママチャリとは比べ物になりません。
琵琶湖一周は196kmと初心者には気の遠くなる距離なので、リタイヤする人も多いといった話も耳にします。
確実に完走するためにも身体への負担が少ない自転車を選びたいところ。
もちろん、ロードバイクにもデメリットがあって、
- サドルが固くてお尻が痛くなる
- ドロップハンドルの前傾姿勢がきつい
- 自転車本体が最低10万円もする
などなど。
私の場合、ドロップハンドルは問題ありませんでしたが、サドルの固さに慣れるまで時間がかかりました。
普段は慣れても、長時間座ると痛くなることが予想されます。
その対策として、パッド入りのサイクルパンツが効果的です。
サイクルパンツには種類がたくさんある中で、私がこだわったのは国内ブランドと締め付けがないカジュアルなもの。
2つの条件を満たす、パールイズミのサイクルクロップドパンツを買いました。
こういったデメリットはロードバイクに乗ってみないとわかりません。
なので、ビワイチをするなら自転車はレンタルではなく、マイバイクを買って乗り慣れてから挑戦しましょう。
ドリンクホルダーをつけておく
自転車の購入後は、ドリンクホルダーを取り付けておきましょう。
通学や通勤で乗る程度なら不要ですが、ビワイチのようなロングライドには定期的な水分補給が欠かせません。
バッグにペットボトルを入れて、毎回出して飲むのも面倒です。
ロードバイクのようなスポーツタイプの自転車には、設置場所が備わっているのでここをぜひとも活用したいところ。
取付に必要なものはドリンクホルダーと六角レンチです。
六角レンチは他のカスタイマイズや用途でも使えるので、今後のことを考えてセットでコスパの良い物を。
ドリンクホルダーは一番安いのを買いました。
取りつけ方は簡単で、まず六角レンチでボルトを外す。
あとは、ドリンクホルダーをボルトで固定し、レンチで締めるだけ。
持ち物は徹底的に減らす
自転車以外の持ち物について。
ロードバイクにはかごがないため、荷物は必要最小限にまとめて、バックパックで背負う方法が一番楽だと思います。
私が使ったリュックはこちら。
https://ohitorisamafreelance.com/train-backpack/
ただ、長時間背負うと徐々に、肩や背中が痛くなるのは避けられません。
身体への負担をできるだけ減らすために余計な荷物は徹底して減らしましょう。
私の場合、カバンの中身は5点のみでした。
- スマートフォン(iPhone12 Pro・充電ケーブル)
- 財布(現金・クレジットカード)
- ノートパソコン一式(本体・電源アダプター・マウス)
- 着替え1日分(Tシャツ・パンツ・ソックス)
- 日焼け止め
この中で、必需品はスマホと財布です。
スマホがあればルート検索や天候などビワイチに必要な情報を得られますし、お店でQRコードによる決済も可能。
現金とクレジットカードはQR決済が使えないときの予備の位置付けです。
着替えについては翌日分だけ持って行き、のこりは現地で調達する方法にすると荷物を軽減できます。
100均で揃えて、当日の夜に脱いだ下着は捨てていく。
するとバッグの中は同じ重量で軽いまま。
ダイソーだとTシャツ、パンツ、ソックスを買っても、1日に数百円レベルの出費なのでこの方法はかなり使えます。
あと、夏場に必要なのが日焼け止めです。
走行中は直射日光をモロに浴びるので、夏場に挑戦する人は出発前に塗って、旅行中も必ず携帯しておきましょう。
日焼け止めは、事前購入必須です。
携帯空気入れとパンク修理セットは?
持っていくか悩むのは、空気入れとパンク修理セットですね。
ロングライドには必須アイテムですが、事前に空気入れの使い方とパンク修理をマスターしないと意味がありません。
初心者だと、まだパンクを修理した経験がないハズ。
私もそうで「覚えるのが面倒くさい」ということもあって、結局、空気入れもパンク修理セットも用意しませんでした。
そうしたら、案の定初日にパンクするトラブルに。
パンクした場所は宿泊先である、「ABホテル近江八幡」まであと5kmの田んぼ道。
まさか本当にパンクすると思ってなかったので、焦りました。
もちろんどうすることもできず、自転車を押して5km歩き、ホテル近くの自転車屋で直してもらったのです。
近くの町まで5kmだったことが幸いしました。
この経験から、ロングライドに行くならパンク修理を覚えて、キットと工具を携帯したほうがいいと痛感しました。
ホテルは翌日分のみ予約する
続いて、宿泊です。
初心者がフルビワイチを完走するには少なくても、2~4泊はどこかに泊まってゴールを目指す形になります。
その際に泊まるホテルや旅館は、翌日分のみ予約するのがポイント!!
一度に全日程分を予約しないように注意しましょう。
というのも、自転車で毎日長距離走るタフな旅行なので、計画通りに物事が進むとは限りません。
体力的にきつくなったり、怪我や事故、自転車のトラブルも起こりえます。
さらに、落雷や豪雨など天気の影響も。
したがって初日の宿泊先のみ数日前に予約し、2日目以降は宿泊日の前日にネットで予約してください。
滋賀県にはビワイチをサポートしてくれる宿泊施設も結構あります。
設備で重視したのが大浴場で、疲労回復に絶大な効果を発揮しました。
びわ湖周辺の道路状況とルートは?
地面の青いラインや矢印が、ビワイチの推奨ルートになります。
その他にも案内や標識が至る所に出ているため、基本的に地図は必要ありません。
道路の整備状況については、湖東は車道と自転車・歩行者専用道が明確に別れていて、走りやすく安全。
一方、湖西の道路は自転車専用道路が整備されていない場所も。
特に白髭神社周辺は「琵琶湖西縦貫道路」の1本しか道路がないため、強引にビワイチルートに入れた感じです。
大型トラックやダンプがバンバン走っているので、注意しましょう。
田舎道でも青いラインや看板は出ていますが、わかりにくい区間もあります。
そういったときのために、Googleマップは必須です。
ルートには「低速コース」と「上級コース」の2つがあります。
低速コースは自転車専用道路、上級コースは車道を走るのが一般的ですが、全く別ルートをたどる区間も。
初心者はまず低速コースを走り、慣れてきたら上級コースに切り替えるといいでしょう。
というのも、上級コースの方が道路の整備状況が良く、段差や石、砂利、水たまりが少ないです。
私がパンクしたのも、道路状態が悪い低速コースを走っていたときに、そこに落ちてた釘を踏んでしまったから。
この経験から、2日目以降はできるだけ上級コースを走るようにしてました。
自転車で琵琶湖を一周したときの様子
では、実際にフルビワイチを完走したときの様子を、写真と感想を交えながら順に紹介していきたいと思います。
大津から反時計回りで、ぐる~と一周しました。
同じ琵琶湖畔でも南部の大津と北部の長浜や高島とで街の雰囲気が全く異なり、景色の移り変わりを楽しめます。
京阪牧野駅から出発し山科を経由して大津入り
旅のスタートは琵琶湖ではなく、自宅近くの京阪牧野駅。
6月中旬に引っ越しをして、居住地のみ「くずは」から「牧野」に移したので、ここを出発地点にしました。
山科駅で友人と合流してから、滋賀県の大津市へ。
三井寺力餅本家で休憩
大津港からフルビワイチの旅を始める前に、京阪びわ湖浜大津駅前にある、三井寺力餅本家で少し休憩。
力持ちとお茶セット(500円)を頂きました。
滋賀県大津市の名物で、きな粉がタップリかかった絶妙な甘さと柔らかい食感の餅がお茶によく合います。
大津港からビワイチの旅が始まり瀬田の唐橋へ
いよいよ大津港からフルビワイチの旅がスタート!!
この辺りは滋賀県の中心地なので、ホテルや商業施設、きれいな大型マンションが立ち並ぶ街中を走ります。
大津湖岸なぎさ公園から撮影した近江大橋。
関西の人でも、琵琶湖大橋と近江大橋の違いってわかりにくいですが、近江大橋は南にある小い方の橋です。
フルビワイチの一番南に位置する、瀬田の唐橋に到着しました。
橋を渡って東側に出ると、「ビワイチ出発の地」と書かれた石碑があるので、ここでの記念撮影は外せませんね。
唐橋は「ぐるっとびわ湖サイクルライン」の起終点にもなっています。
湖岸の「さざなみ街道」を走って近江八幡で宿泊
瀬田の唐橋を渡って東側を走ると、景色は市街地から田舎に変わり、「さざなみ街道」という湖岸道路に入ります。
「さざなみ街道」は大津市から長浜市木之本まで、ず~っと続いています。
この道路は車道と自転車・歩行者専用道路が区切られているので、初心者でも安心です。
琵琶湖へと流れる川の河口を渡る橋以外は坂もなく、ほぼ平坦な道。
ただ、ピエリ守山辺りまで、コンビニや自販機がないため、夏の昼間に走る場合は飲み物を携帯しておきましょう。
さて、ピエリ守山で昼休憩と水分補給をして、体力を回復させ再び出発。
初日の宿泊先である、「ABホテル近江八幡」まではもう少し距離があったので、先へと進みます。
途中にある「サイクリストの聖地」も有名スポット。
近江八幡駅前にある「ABホテル近江八幡」には夕方の6時に到着です。
本来なら4時ぐらいに着いてのんびりする予定でしたが、サイクリストの聖地で雷雨のため1時間ほど立ち往生。
ようやく雨が上がって、走り出すと今度は自転車の後輪がパンクする事態に。
場所はさざなみ街道から近江八幡駅へ向かう、白鳥川沿いの浜街道ってとこです。
ホテルまであと5kmの距離でしたが、仕方なくそこからは自転車を押して、店で修理しホテルまで移動しました。
初日はもう色々とあって、体力的にかなりバテバテ。
飯食って風呂入って、即眠りにつけました。
八幡堀・彦根城・黒壁スクエアで観光とグルメ
2日目は少し走行距離を減らして、長浜市が目的地。
自転車で60km以上も走ったのは初めてだったので、翌朝は肩・背中・足とほぼ全身が筋肉痛でした。
それでも、ここでリタイヤするわけにはいきません。
この日は観光とグルメを楽しみながら、のんびりと進むことにしました。
ABホテルを出発してからまず向かったのは八幡堀。
安土桃山時代に造られた人工の水路で、船や人の往来が増えて商業が栄え、近江商人の発祥に大きな役割を果たしたとのこと。
昔ながらの街並みが京都の伏見っぽいですね。
八幡堀を奥へ進むと、「八幡山ロープウェー」があります。
ロープウェーで山頂まで登り、瑞龍寺という八幡城本丸跡のお寺と琵琶湖を一望できる場所に行ってきました。
天候は微妙でしたが、晴れてたら対岸の比良山系が見えるそうですよ。
次はバームクーヘンで有名な、たねやグループのメインショップ「ラ コリーナ近江八幡」でのスイーツタイムです。
焼きたてバームクーヘンセット(1,001円)を頂きました。
値段はちょっとお高いですが、焼きたてというだけあって、生地がふわふわで軽く蒸しパンのような食感です。
甘さもマイルドで、バームクーヘンっぽくない美味しさだと感じました。
ラ コリーナを出てからは湖岸の「さざなみ街道」ではなく、一般道を走って最短距離で彦根市へ。
ビワイチルートを完全に無視しての走行です。
昼食の時間帯に、彦根チャンポン発祥店の「麺類をかべ」へ着くようひたすら農道を走りました。
その「をかべ」では看板商品のチャンポンではなくチャンポン冷麺(850円)を注文。
昼食後は再び観光地巡りをしながら、本日の宿がある長浜市を目指します。
午後はまず定番の彦根城から。
ちょうど「ひこにゃん」が登場する時間帯でラッキーでしたね。
彦根を発つとここでようやく、ビワイチルートの「さざなみ街道」に戻ります。
鳥人間コンテストのプラットフォームを通過。
米原市から長浜市に入って長浜城本丸跡まで来ましたが、時間の都合で外観写真だけ撮って市内の繁華街へ。
黒壁スクエアのシンボル的存在の「黒壁ガラス館」です。
北国街道沿いにはこのような歴史的建造物を再利用したショップや飲食店、カフェがいろいろあってにぎわっていました。
「近江牛まん本舗」のようなご当地グルメ店もあります。
この「近江牛まん」ですが、なんと一つ470円!!
普段なら絶対買わない値段ですが、ここでしか食べれないし旅行なので、気になって一つ買ってみました。
中身の具材は肉が近江牛、他は普通の肉まんと同じような感じかな。
黒壁スクエアをぶらぶらした後は、最後に本日宿泊する「ホテルルートイン長浜インター」へ向かいます。
2日目はパンクのようなアクシデントがなかったので、早めの17時前に到着しました。
筋肉痛や疲労の蓄積は当然感じます。
でも、ロングライドの慣れと楽しさも実感してきたので、この段階でフルビワイチ完走については達成を確信しました。
湖北でサラダパンと余呉湖一周し湖西へ
3日目はまず長浜市の木之本を通り、琵琶湖の北部にある余呉湖を一周。
再び木之本に戻ってきて、湖北の山を越えトンネルを抜け、マキノの「メタセコイア並木」を訪れる行程です。
そして、宿は高島市近江今津駅前のホテル可似登。
ルートイン長浜から木之本へは、ビワイチルートではなく田舎の農道を走りました。
このような田んぼ道がず~っと続く感じです。
南部の都会、大津市とは全くの別世界!!
1時間半ほど走ると、同じ長浜市の木之本に到着。
木之本で立ち寄るべき場所というのが、「つるやパン本店」です。
60年以上続く老舗のパン屋で、コッペパンの中にたくあんとマヨネーズが入った「サラダパン」は名物として有名です。
その「サラダパン」と魚肉ハムとマヨネーズを挟んだ「サンドウィッチ」も買いました。
続いて、湖北サイクルロードを通って余呉湖へ行きます。
ビワイチルートではありませんが、湖北まで来たのでついでに一周しようかと。
湖の入口にある「余呉湖観光館」でトイレ休憩。
木之本から余呉湖まで軽い坂を上って下って、距離5kmほどでした。
とりあえず一周することにして、湖の一番奥で写真撮影。
湖というよりはでかい池のような感じです。
人が全然いなくて貸切状態!!
余呉湖の一周は約6.8km。
湖畔には集落があるため、湖周の道路はほとんど舗装されていますが、奥の方は未舗装の砂利道もあります。
民家は湖の北西と北に点在しています。
のどかな田舎ですね~。
余呉湖を一周を終えると、再び木之本まで戻り、ビワイチの正規ルートで湖北から湖西を目指します。
琵琶湖の一番北部に位置する塩津浜までやってきました。
ここからは湖西に入って南下して行きます。
しばらくすると、ビワイチ一番の難所と言われている国道303号線の坂道が登場。
坂道を登りきったところに「岩熊第二トンネル」があります。
トンネルを抜けた後、しばらく303号線の坂を下り「大浦口」という交差点を左に曲って湖岸に出ます。
マキノ高原の「メタセコイア並木」
湖岸沿いの「滋賀県道557号西浅井マキノ線」を走ります。
一般道路と自転車専用道路が分かれていませんが、この道路は交通量が少なくて走りやすく景色もきれいです。
マキノに到着したら、「メタセコイア並木」には絶対行って下さいね。
インスタ映えするスポットとして有名です。
場所はビワイチルートの湖岸から離れて、坂を上ったマキノ高原にありますが、この景色を見ると疲れが吹っ飛びます。
メタセコイア並木を見た後は、ビワイチルートに戻りさらに南下して、近江今津駅前の「ホテル可以登」に到着。
設備的には少し古くて、昭和にタイムスリップしたようなホテルです。
でも、内部に問題はなく普通に宿泊できました。
大浴場あり、ボリューム満点の朝食も付いてたので、コスパは最高でした。
夕食は湖西で有名なうなぎ料理屋と評判の「西友」(にしとも)へ。
うな丼とそばがセットになった「そばあわせ」(1,980円)を注文。
疲れのピーク時に鰻を食べると元気がでますし、これで体力も回復して最終日への活力となりました。
白髭神社・びわこバレイ・大津港でゴール
フルビワイチの旅4日目は、ゴールの大津港を目指します。
旅の前にピックアップした観光スポットも残すところ、白髭神社・びわこバレイ・浮御堂のあと3つ。
引き続き、ビワイチ推奨ルートの湖岸道路をひたすら走ります。
白髭神社を通過。
琵琶湖の中に鳥居を構える姿は、広島県にある世界遺産「厳島神社」を彷彿とさせ、近江の厳島と言われているそうです。
今回の旅行で一番ハードだったのは、このびわ湖バレイ!!
びわこテラスのある山頂へはロープウェーで行くのですが、山麓駅に行くまでの坂が恐ろしく急なのです。
正直、自転車で行く場所ではありません。
ペダルをこいで上るのはもちろん、押して上がるのも一苦労で、山麓駅に到着すると汗だくでバテバテになりました。
ただ、びわこテラスのある山頂は19℃と涼しくて、景色もテレビやネットで見た通り琵琶湖が一望できる絶景です。
これを見て初めて来て良かったと思いました。
ビワイチついでに寄るとしたら、自転車をJR志賀駅に置いて、バスかタクシーで山麓駅まで行きましょう。
びわ湖バレイから戻ると、次は最後の観光スポット、大津市堅田の浮御堂へ。
湖畔から橋を渡した湖の中にお堂が建てられており、近江八景の一つ「堅田の落雁」として知られています。
さあ、ゴールの大津港まであと少し。
堅田あたりから大津の市街地へと入るので、景色は田舎から街へと変わっていきます。
ついに、フルビワイチのスタート地点、「大津港」に到着しました。
40代のおっさんになってから、自転車で琵琶湖一周できたことが自信になってロングライドにハマりそうです。
きつかったのは初日だけで、あとは楽しいサイクリングでした。
とはいえ、さすがにこの日は家に帰る体力なし。
大津駅近くの「ホテルアルファーワン大津」に宿泊して、翌朝行きと同じルートをたどって枚方の自宅へ帰りました。
【フルビワイチ】ロードバイク初心者が自転車で琵琶湖一周してみた:最後に
以上、ロードバイク初心者のフルビワイチ旅行記をおとどけしました。
一周した後の感想は、筋肉痛や疲労は蓄積されるけど、自転車なので意外と誰でも走れるなあと思いました。
ロングライドに慣れていない、初日は正直しんどかったです。
7月の暑い時期で体力は消耗し、パンクのアクシデントもあって、途中リタイヤも頭をよぎりました。
単に琵琶湖を自転車で一周するだけなら、完走できなかったかも。
途中で観光したり、美味しいものを食べたり、湖岸から離れて田んぼ道を走ったのが気分転換となりうまく行きました。
必ずしもビワイチの推奨ルートを走る必要はありません。
びわ湖を一周すればビワイチなので、自分に合ったやり方で楽しくサイクリングするのが成功のポイントだと思います。