こんにちは、ナカシン(@single_life2021)です。
今日は海外版のブルーレイ(Blu-ray)とDVDをプレーヤーで再生する方法について書いていきます。
CDと同じくDVDやブルーレイにも北米や欧州の輸入盤が存在します。
輸入盤を購入するメリットは、価格の安さと海外の映画、ドラマ、スポーツなどが視聴できることではないでしょうか?
例えば、アニメの北米版ブルーレイは国内版に比べてかなりお買得です。
海外版しかない日本未発売作品もたくさんあります。
ただ、気になるのは海外版のブルーレイ(Blu-ray)とDVDは日本のプレーヤーで再生できるのか?ということ。
実はブルーレイとDVDのディスクには、
- ブルーレイ・・・リージョンコードと国コード
- DVD・・・リージョンコードと映像方式
が設定されています。
Amazonなどで海外版の作品を買っても、これらがディスクとプレーヤーで一致しないと再生できません。
そこで、海外版ディスク再生の悩みを解決できるプレーヤーがこちら。
これ一台があれば、世界中のブルーレイとDVDを再生することができます。
もちろん欧州版リージョンBのブルーレイやさらにマニアックなCも。
しかも、メーカーはSONY!!
欧州サッカー好きな私も即購入し、今も愛用しているので、SONYのプレーヤーを詳しく紹介します。
リージョンコードと映像方式って何?
CDは世界中のどこで購入しても、普通のプレーヤーで再生できます。
一方、ブルーレイとDVDは各地域によってディスクに制限があるため、再生できるとは限りません。
なので、まずは日本と世界各国のリージョンコード(DVDは映像方式も)を頭に入れることから始めましょう。
ブルーレイ(Blu-ray)のリージョンコード
ブルーレイのリージョンコードはフリー・A・B・Cの3つ。
映像方式は共通です。
リージョンコード | 地域 |
フリー | どのリージョンでも再生可能 |
A | 日本・北米・南米・東南アジア・韓国・台湾 |
B | 欧州・中近東・アフリカ・オセアニア |
C | 中央アジア・南アジア・中国・ロシア・モンゴル |
表を見る限りでは、日本国内で販売されているブルーレイはリージョンA。
北米のアメリカも同じAですね。
両国のリージョンコードは一緒なので、アメリカのブルーレイは日本のプレーヤーでも再生可能ということになります。
ところが、北米版ドラゴンボールZのブルーレイが、再生できるとは限りません。
リージョンコードとは別に「国コード」による制限もあるからです。
この国コードロックは全てのブルーレイにあるわけではなく、設定されているものとされてないものがあります。
問題はどのメディアがロックされているか、調べようがないことです。
もしかしたら、自宅のプレーヤーで見れるかも知れないし、見れないかも・・・。
したがって、一般的な国内のブルーレイプレーヤーではなく、リージョンフリーのプレーヤーが必要になるのです。
リージョンフリープレーヤーだと、国コードロックを気にする必要はありません。
北米版はもちろん、リージョンBの欧州とオセアニアのメディアも再生可能です。
DVDのリージョンコードと映像方式
DVDのリージョンコードは0~8までの9つあります。
ブルーレイよりも地域分けが細かく、映像方式も3種類に分かれているためそれぞれが一致しないと再生できません。
リージョンコード
リージョンコード | 地域 |
ALL(0) | どのリージョンでも再生可能 |
1 | アメリカ・カナダ |
2 | 日本・欧州・中近東 |
3 | 東南アジア・香港・マカオ・韓国・台湾 |
4 | メキシコ・中米・南米・オセアニア |
5 | アフリカ・旧ソビエト連邦諸国・インド |
6 | 中国 |
7 | 予備 |
8 | 航空機および旅客船などの国際領域での利用 |
映像方式
映像方式 | 地域 |
NTSC | 日本・北中米 |
PAL | 欧州・東南アジア・オセアニア・ブラジル・アルゼンチン |
SECAM | 旧ソビエト連邦諸国 |
日本はリージョンコードが2、映像方式がNTSC
となります。
欧州も同じリージョン2のため、国内版のDVDプレーヤーで再生できそうな感じですが、欧州の映像方式はPALです。
映像方式が異なると、再生自体はできても画面に映りません。
アメリカは映像方式NTSCのリージョン1。
日本とリージョンが異なるため再生できず、DVDを視聴するにはリージョンフリーのプレーヤーが必要となります。
パソコンのDVDプレーヤーで再生する場合、リージョンと映像方式の一致は不要。北米版や欧州版のDVDを視聴できます。
ちなみに、リージョンフリーのDVDプレーヤーはもうかなり前から販売されています。
持っている人も多いのではないでしょうか?
一方、ブルーレイプレーヤーの方はまだ少なく、次に紹介するSONYの機種が数少ないうちの1つです。
SONYリージョンフリープレーヤーBDP-S1500
では、世界中のブルーレイとDVDを1台で再生することができる、SONYのプレーヤーBDP-S1500をレビューしていきます。
Amazonや楽天で検索すると、格安のプレーヤーがヒットします。
低価格の商品を選んでしまいがちですが、海外製品は品質が悪くすぐ壊れる可能性があるのでおすすめ致しません。
しかも、ブルーレイ非対応のものがほとんど。
その点「BDP-S1500」は安心のSONY製でリージョンBにも対応されています。
メニューや取扱説明書も全て日本語の国内版プレーヤーなのです。
商品名 | SONYブルーレイ/DVDプレーヤー |
品番 | BDP-S1500 |
カラー | ブラック |
サイズ | 19.4×23.0×3.9cm |
重量 | 800g |
電源 | AC100V 50/60Hz(PSE対応) |
消費電力(待機時) | 約8.8W(0.2W) |
入出力端子 | HDMI、デジタル音声、USB、LAN |
製造国 | 中国 |
付属品 | 本体、取扱説明書、リモコン、乾電池 ゾーン変更手順書、販売店保証書、HDMIケーブル |
ただ、こちらのブルーレイプレーヤーは通常版とリージョンフリー版があります。
見た目は同じですが、リージョンフリー版は通常版に比べて価格が倍以上するため、購入するときは注意してください。
メーカー保証が受けられない
注意点は、このリージョンフリープレーヤーはメーカー保証が受けられないこと。
というのも、国内版のプレーヤーを販売店が改造を行ってリージョンフリー化したものだからです。(これが高額な理由!!)
さらに、商品購入後にレビューを投稿すると、1ヶ月保証が3年間に延長されます。
販売店保証と聞くと少し不安に感じる人もいるかも知れませんが、私はあまり気になりませんでした。
それよりも、海外版のブルーレイを早く見たかったのです。
一般的にDVDプレーヤーの寿命って5~7年でしょうか。
5年後にはもっといい機種が出ていると思うので、それまで故障せずに使えたらよしと考えております。
ブルーレイとDVD以外にも何か見れる?
BDP-S1500で再生できるのは、ブルーレイとDVDだけではありません。
USBメモリーや外付けハードディスクに保存された動画、静止画、音楽も再生できます。
また、ネットに接続すれば、YouTubeやNetflixなどの動画サイトも視聴可能。
- PlayStation Video
- Netflix
- YouTube
- ベルリンフィル
- PlayStation(TM) Now
- BD-Live
- BD-ROM (2D)
- BD-RE(Ver.2.1)
- BD-RE DL(2層)
- BD-R(Ver.1.1/1.2/1.3)
- BD-R DL(2層)
- DVDビデオ
- CD
- CD-R/-RW
- DVD-R ビデオモードVRモード (CPRM対応)
- DVD-RW ビデオモードVRモード (CPRM対応)
- DVD-R (2層) ビデオモードVRモード (CPRM対応)
- DVD+R
- DVD+RW
- DVD+R (2層)
- USBメモリー(FAT32/NTFS/exFAT)
- HDD(FAT32/NTFS/exFAT)
- MPEG1/MPEG2/MPEG4/MPEG4-AVC/WMV/AVCHD/Matroska Video
- Motion JPG/3gpp/3gpp2/Quick Time
- MP3/WMA/AAC/LPCM
- FLAC/WAV
- JPEG/PNG/GIF/MPO
パッケージの内容品を確認
こちらがBDP-S1500のパッケージとなります。
開封口には「リージョンフリーCPRM対応」の封印シールが貼られていました。
箱を空けてパッケージの中身をチェック。
SONYが発行する「保証書も」同梱されていますが、販売店がリージョンフリー使用に改造したので使用できません。
- プレーヤー本体
- 専用リモコンと電池2本
- ACアダプター
- AC電源コード
- SONYメーカー保証書(使用不可)
- ハイスピードHDMIケーブル
- 販売店独自保障・ゾーン変更手順書
本体前面
本体の全面、左はディスクのドアトレイ、右が「開閉ボタン」「電源ボタン」「USB端子」となっています。
本体後面
後面は「デジタル音声出力端子」「HDMI出力端子」「LAN端子」。
そしてACアダプターをと接続する「DC IN 12V端子」の4つのみです。
プレーヤー本体の大きさ
プレーヤー本体とリモコンは思っていたよりもコンパクトでした。
iPhone6と並べて撮影してみましたので、おおよそのサイズが想像できると思います。
裏面にはリージョンフリーに改造した作業完了のシールが貼られています。
販売店独自保障の流れ
こちらのリージョンフリーブルーレイは改造品です。
SONYのメーカー保証を受けることはできませんが、何かあった場合は販売店が対応してくれます。
製品のレビューを投稿することで保証期限を3年間に延長してくれます。(保証書には1年となっているが、実際は3年)
その後、「投稿名」「注文番号」をリージョンフリー屋さんにメール送信する流れです。
リージョンBのブルーレイを実際に再生してみた
それでは実際にリージョンBのブルーレイを再生してみたいと思います。
DVDの再生につきましては、リージョン判定が自動的に行われるため事前にゾーンの変更をする必要はありません。
一方、ブルーレイは再生前にリモコンでゾーン変更すると視聴できる仕組みです。
以前Amazon UKで購入した、欧州版のサッカーブルーレイが視聴できるか試すことにしました。
パッケージの裏面を見ると、「REGION B」と表記されています。
まずは、ブルーレイディスクを入れずに本体の電源を入れると、写真のようなホーム画面が出てきます。
リモコンを手に取り、各ゾーン対応の色ボタンを押します。
リージョンA 赤・リージョンB 緑・リージョンC 黄
なので、リージョンBだとホーム画面が出ている状態でプレーヤー本体に向けて、リモコンの緑ボタンを押します。
リモコンのボタンを押しても特に音が鳴ったり表示が出るわけではありませんが、ゾーン変更には成功しています。安心してください。
ブルーレイディスクを入れると、無事に再生されましたね。
めっちゃ簡単!!
最初はゾーン変更せずにディスクを入れてみたところ、本体からは読み取り中の音が聞こえるだけで、画面は黒いまま。
やはりブルーレイのゾーンを変更しないと動作しないようです。
これで世界中で販売されているブルーレイとDVDを、1台のプレーヤーで再生できるようになりました。
映画・音楽・ドラマ・スポーツ鑑賞が楽しくなりそうです。
リージョンBブルーレイと海外版DVDをプレーヤーで再生する方法は?:まとめ
以上、ブルーレイとDVDの再生における仕組みと、1台で全世界の作品を視聴できるSONYのプレーヤーを紹介しました。
最後にまとめると、ブルーレイとDVDは再生に制限がかかっています。
「リージョンコード」「国コード」「映像方式」が一致しないと、自宅にある一般的なプレーヤーでは再生できません。
一番簡単な解決方法は、リージョンフリープレーヤーの購入です。
これによって北米版だけでなく、ヨーロッパやオーストラリアのメディアも再生できます。
最近では次世代のUltra HD ブルーレイ 4Kに対応した上位機種も販売されています。
ただ、SONYのリージョンフリープレーヤーは、販売店による改造品のため、メーカー保証が受けられません。
故障のリスクを考えると、コスパ的にBDP-S1500が妥当かなと思います。