こんにちは、ナカシン(@single_life2021)です。
今日は電子書籍リーダーのKindle Oasisをレビューします。
これまで、本を読むなら絶対に紙以外ありえないと思っていました。
一度試しにタブレット端末とスマホで電子書籍を読んでみたところ、ブルーライトの光で目が疲れたからです。
そういうわけで本は長年紙派でした。
ところがある時「Kindleは目に優しいくて疲れにくい」という情報を耳にします。
iPadのように光が直接目に入らず、圧倒的に読みやすいとのこと。
1Kのマンションに住んでいると、紙の本を置くスペースは限られます。
目の負担が軽減できるなら、置き場所に困る紙の本から電子書籍に移行したいと以前から思っていました。
そこで、Kindle Oasisを買ったのですが、紙の本を読まなくなるぐらい気に入ったので詳しくレビューします。
Kindle端末はどれを選ぶ?
まずは、Kindle端末の種類と私が買ったOasisについて。
Kindle端末とは電子書籍を読むことに特化した、Amazonが販売する電子書籍リーダーのことです。
現在発売されているのは全部で5機種。
- Kindle(10,980円~)
- Kindle Paperwhite(14,980円~)
- Kindle Paperwhite シグニチャーエディション(19,980円~)
- Kindle Oasis(29,980円~)
- Kindle Scribe(47,980円~)
一番安いモデルだと10,980円ですが、上位機種の「Kindle Scribe」は高額です。
とはいえ、iPhoneやiPadと比べると全体的に低価格なので「Kindle Oasis」までなら出せる金額ではないでしょうか?
ちなみに、Kindle Scribeは2022年9月に発売された最上位機種です。
スタイラスペンに対応したモデルで、メモを書き込める機能ができました。
Kindle端末5種類の違い
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | Kindle Oasis | Kindle Scribe | |
価格 | 10,980円~ | 14.980円~ | 19,980円~ | 29,980円~ | 47,980円~ |
容量 | 16GB | 8GB | 32GB | 8GB・32GB | 16GB・32GB・64GB |
ディスプレイ | 6インチ | 6.8インチ | 6.8インチ | 7インチ | 10.2インチ |
重量 | 158g | 205g | 207g | 188g | 433g |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED4個 | LED17個 | LED17個 | LED25個 | – |
防水 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
色調調整ライト | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
明るさ自動調節機能 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
ページめくりボタン | × | × | × | 〇 | × |
手書き入力機能 | × | × | × | × | 〇 |
充電ポート | USB-Type C | USB-Type C | USB-Type C | MicroUSB | USB-Type C |
端末それぞれの特徴をざっと表にまとめてみました。
Scribeは高額すぎるので、迷うとしたらKindle、Paperwhite、Oasisの中からどれを選ぶかだと思います。
価格を基準にするか、容量、または機能を重視するか?
個人的には容量が多いに越したことはないので、シグニチャーかOasisの32GBがおすすめです。
全ての端末に共通する特徴はというと
- 目に優しいから疲れにくい
- 薄くて軽いので持ち運びやすい
- バッテリーが長持ち
のような感じです。
いずれもiPadにはない特徴なので、一番安いKindleでも読書は快適です。
ただ、1つ上位機種のPaperwhiteにすると、「LED17個、防水、色調調整ライト」といった機能が手に入ります。
プールや風呂でも読書ができれば便利だと思いませんか?
Oasisを選ぶと、LEDが25個になり「ページめくりボタン」もついています。
私はこの「ページめくりボタン」が便利だと思ってOasisにしましたが、価格に見合う機能なのかは微妙です。
なので、Paperwhite シグニチャーエディションがコスパ最強かも。
容量の選び方はKindleで漫画を読むかどうかで判断しましょう。8GBなら漫画が約130冊、32GBなら約650冊保存できます。ちなみに、小説は8GBでも千冊以上の保存が可能。
購入したKindle Oasisのレビュー
では、私が実際に購入したKindle Oasis端末のレビューを書いていきます。
左がKindle Oasisの端末、右が専用ケースです。
端末の箱を開けると中には、Kindleお馴染みのイラストが描かれたブラックの内箱が入っていました。
商品内容はKindle Oasis本体、USBケーブル、説明書の3点のみ。
最新モデルの第11世代のUSBケーブルはOasisのみMicroUSBですが、その他の機種は全てUSB-Type Cとなっております。
専用ケースの方にもマニュアルがついています。
本体の表面。
裏面はamazonの文字入り。
ケースの装着も無事完了。
あとは初期設定ですが、特に面倒な設定はなく数分で終わります。
- 言語を選択
- WiFiの設定(ネットワーク選択とパスワード入力)
- 自動でセットアップが始まる
- KindleとAmazonのアカウントを連結
- Kindleの説明書(ユーザーガイド)を確認
スマホやタブレットのKindleアプリを使っていれば、説明書を読まなくても触っているうちにわかると思います。
Kindle Oasisの売りは「ページめくりボタン」と「LEDライト25個」でしたね。
ページめくりボタンは端末の右にある青枠のボタンで、上を押すと次のページに進む、下が戻るです。
一方、色調調整ライトは、画面の上部に表示されるメニューバーの「設定」をタップ。
「明るさ」と「色の暖かさ」を簡単に調整できます。
iPadのカラーに慣れていると、最初は違和感ありありですね。
でも、直接目に光は当たりませんしKindle特有のインクによって、確かに紙の本を読むのと近い感覚で読書ができる。
実際に操作してみるとページめくりボタン付きのOasisを買って正解だったかも。
これがあることによって、面倒なスワイプをする必要がありません。
Kindleの端末を片手で持ちながら、ボタン操作で次ページに進んだり前ページに戻れるのはかなり楽です。
Kindle Oasisaで電子書籍を読んでみた感想
Kindle Oasisで本読むようになってから1年以上が経過しました。
感想としては、Amazonのレビューやブログでの紹介記事に書かれていた通り、読みやすくて目が疲れません。
紙の本と電子書籍の特徴を表にまとめると、
紙の本 | 電子書籍 | |
価格 | 新品は基本定価 中古で安く買える場合あり | 少し安い 定額読み放題あり |
品揃え | 豊富 | 限定的 |
購入 | 書店・通販 (手間と時間がかかる) | ネット (購入後すぐ読める) |
持ち運び・保管 | 限度がある (本棚・家のスペースが必要) | 1つの端末に多数収納できる |
読みやすさ | 読みたいページにすぐ飛べる ネット・電気不要 | ページ移動に時間がかかる ネット・充電が必要 |
在庫 | 在庫切れ・絶版の恐れ | 絶版・在庫切れがない |
その他 | 劣化しやすい | 端末(リーダー)が必要 |
のような感じです。
電子書籍のメリット
Kindleを1年以上使った中で、私が個人的に感じた電子書籍のメリットは次の通り。
- 多数の本を持ち運ぶことができる
- 本棚が不要になる(置き場所に困らない)
- 紙の本よりも安く購入できる
- 定額読み放題サービスがある
電子書籍デビューして一番感じたメリットは「持ち運びが楽」だということ。
購入する前から分かっていた事とはいえ、実際に複数の本を端末に保存して外へ出掛けるとメッチャ便利ですね。
自宅だけでなく、電車での移動中やカフェでも読みたい本を選べる。
紙の書籍にこだわってたときは、カフェで読書したいなあ~と思っても1,2冊しか持って行けませんでしたから。
すっかり電子書籍の虜になったので、紙の本は続々とメルカリに出品しています。
こんな感じで本棚のスペースも空いて、どんどんスカスカに。
いずれ本棚自体が不要になるかも・・・。
「持ち運びに便利」「置くスペースに困らない」以外では、電子書籍は紙の本より安く買えることもうれしい点です。
アマゾンならワンクリック購入ですぐに読める。
さらに、月額980円(税込)で和書12万冊が読み放題のKindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)というサービスもあります。
電子書籍のデメリット
メリットの次は反対にデメリットも挙げておきましょう。
Kindle Oasisを購入してから、すっかり電子書籍にハマった私ですが、もちろん紙の本の方が良かった点もあります。
- 読みたいページに飛ぶのに時間がかかる
- 電子書籍化されていない本がある
- 中古本としてリセールできない
- 買い過ぎてしまう可能性も
まだ操作に慣れていないこともありますが、特定のページへ飛ぶのに時間がかかります。
例えば漫画を読んでいて、急に特定のページに戻ってセリフやストーリーを確認したいときってありますよね?
これが電子書籍だとサッと飛べない。
それと電子書籍化された本ってまだ限定的ですし、中古品として売り買いできない点もデメリットと言えるでしょう。
「不要になった」「面白くなかった」と思っても返品できません。
保管に場所を取らず、購入もワンクリックなのでついつい無駄に買い過ぎてしまいがちなのもデメリットになりますね。
iPadと比較したKindleのメリットとデメリット
今度は電子書籍を読む点でのiPadとKindleの違いについて。
私はiPadも持っているので、Kindle Oasisを購入する前はKindleアプリをインストールしてiPadで読んでいました。
実際に両方を使うとメリット・デメリットが見えてきます。
iPad(第10世代) | Kindle | |
価格 | 68,800~116,800円 | 10,980~47,980円 |
ディスプレイ | 10.9インチ | 6~10.2インチ |
重量 | 477~481g | 158~433g |
容量 | 64GB~256GB | 8~64GB |
バッテリー | 最大10時間 | 最大数週間 |
防水機能 | × | PaperwhiteとOasisのみ |
カラー表示 | 〇 | × |
音声機能 | 〇 | × |
ブルーライトカット | × | 〇 |
同じく両者の特徴を表にまとめてみました。
Kindleのメリット
KindleとiPadの大きな違いは、Kindleは読書のみに特化した電子書籍リーダー。
一方、iPadは電子書籍を読むだけでなく、アプリをダウンロードすることで、Web閲覧などマルチに活躍する端末です。
- 長時間読書しても目が疲れにくい
- バッテリーが長持ち
- 小さくて軽い
- 端末価格が安い
- 「Kindle Unlimited」が3ヶ月無料
Kindleで読書する最大のメリットは「目が疲れにくい」ことです。
ブルーライトがカットされていますし、iPadのように光が直接目に向かってこないので、小説のような活字好きにおすすめです。
iPadと比較して、「バッテリーが長持ち」「小さくて軽い」「端末価格が安い」点も見逃せません。
端末を外に持ち歩いて読書をしたい人って多いのではないでしょうか?
そのためには小さくて軽いことが重要なので、iPad mini5(293g)より100g以上軽いKindleは最適です。
また、端末購入時に「3か月分のKindle Unlimitedつき」も選択可能。
という具合に、電子書籍リーダーとしてKindleとiPadを比較すると、Kindleに軍配が上がると個人的に思います。
Kindle Unlimited(キンドルアンリミティッド)とは月額980円(税込)で、和書12万冊、洋書120万冊以上が無料で読める定額課金制のサービスです。
Kindleのデメリット
完璧に見えるKindleにも、当然デメリットはあります。
- カラーではなく白黒
- 読書しかできない
メリットの方が圧倒的に多いのですが、デメリットとして一番感じるのは画面がカラーではなく白黒だということ。
漫画や小説などの活字を読むのであれば問題ありません。
しかし、雑誌や写真集、ガイドブックなどカラーじゃないとイメージがわかない書籍はiPadで見た方がいいです。
るるぶのガイドブック、広島・宮島をKindleとiPadで表示してみました。
広島県民のソウルフードであるお好み焼きも、iPadのカラー画面じゃないと美味しそうに見えません。
Kindleは電子書籍リーダーのため、読書しかできないのもデメリットです。
特に外へ持ち出す場合、iPadは端末一台で色々なことができますが、Kindleだと別途スマホやタブレットを持ち歩く必要があります。
Kindle Oasisレビュー!紙の本は必要?iPadとの違いは?:最後に
以上、Kindle Oasisのレビューでした。
Kindle端末で本を読むようになって以降、紙の本を読む機会が激減しています。
ただ、kindleの画面は白黒ですし、電子書籍化されてない本もあります。
100%代用はできないし紙の本には電子書籍にはない良さもあるので、今後も無くなることはないでしょう。
とはいえ、時代は新聞も雑誌も漫画本も電子化です。
Kindleの端末を持っていない人は、一度試しに買ってみてはどうでしょうか?
私は仕事がらPC作業中心の生活なので、本を読むときぐらいは紙だと思い電子書籍を長年避けてきました。
でも、実際に電子書籍を読んでみると、本を安く即購入できて保管場所も不要。
iPadでの読書は目が疲れることが難点でしたが、Kindleを新たに購入したことで、その悩みも解決されました。
確かにKindleには画面が白黒という、デメリットはあります。
その分、目の負担は少なく、本体が安価で重量が軽い。
バッテリーも長持ちです。
たくさんの電子書籍を1台に保存して、いつでもどこでも読書をすることができるので、買って損はしないと思います。
漫画や小説、ビジネス書を読む人ならきっと満足して頂けるハズです。
「読書をする」ということに特化した商品のため、現在iPadを持っていても読書用として買うのは十分ありですね。