こんにちは、ナカシン(@nakashin2018)です。
今日は以前の記事でも少し触れた、2020年2月上旬に再発した尿管結石(尿路結石)との戦いについて書かせて頂きます。
結論を言うと、8月11日にようやく自然排石されました。
石の大きさは約5mmでしたので、この程度なら発症後の約4週間以内に排石されることが多いと言われています。
それが半年もかかったとなると、形が悪かったのかも知れませんね。
結石になったことがある人は、ご存知だと思いますが、尿管結石の治療は手術ではなく自然排石するに越したことはありません。
そこでこの記事では、私の6度目となる尿管結石の体験記を再発の予兆から自然排石まで余すことなく公開します。
痛みなどの症状・検査と診断・排石のためにやったことなどを振り返ってみました。
初めて尿管結石になった人や、現在治療中で自然排石されるのを待っている人の参考になればと思います。
Contents
尿管結石の予兆から排石までの流れ
まず最初に、結石再発の予兆から排石に至るまでの流れを書きます。
「背中を圧迫されるような軽い痛み」を感じて、3週間後に血尿が出たことで病院を受診し再発確定となりました。
- 1月上旬:背中を圧迫されるような痛みを一瞬感じる
- 1月下旬:目で見てわかる血尿が出る
- 2月6日:泌尿器科で上部尿管結石と診断される
- 2月9日:背中と脇腹の激しい痛みに襲われる
- 2月中旬~3月下旬:普通の状態に戻る
- 4月上旬~:血尿・下腹部の鈍痛・違和感がたまに来る
- 8月11日:夜中トイレに行ったときに自然排石
旅行中に背中を圧迫されるような痛みを感じる
再発の前兆となったのは、背中に感じた痛みです。
当ブログにも旅行記を載せていますが、2020年1月9日から20日までマレーシアに行ってきました。
そのホテル滞在中の夜、一瞬だけ左の背中を圧迫されるような症状が出たのです。
ほんの一瞬だけ背中の腎臓がある辺りに軽い痛みというか圧迫を感じた程度だったので、少し結石を疑ったものの、それほど深刻には考えませんでした。
尿管結石の大半は腎臓で作られることが多く、腎臓にとどまっている間は、腰や背中に軽い痛みや違和感を感じる程度。もしくは全く自覚症状がない場合も。
血尿が出て泌尿器科を受診・再発の診断結果
マレーシア旅行からの帰国して少し経った、1月下旬に嫌な予感が的中します。
ある日、朝からお腹に痛みというか違和感を感じて、昼頃トイレで用を足すと尿の色が赤いことに気づいたのです。
尿管結石では石が詰まって尿管がけいれんを起こしたときや、移動したときに尿管の粘膜を傷つけて出血し、尿に混じって排泄されます。
旅行中の背中の痛み、腹部の鈍痛と血尿から尿管結石の再発を確信しました。
2月6日に近所の泌尿器科でレントゲンとエコー検査をしてもらい、腎臓から少し下の左の位置にある約5mmの上部尿路結石と診断されます。
先生によると自然排石できる大きさなので、様子を見ましょうとのこと。

背中と脇腹の激しい痛み(疝痛発作)に襲われる
泌尿器科では痛み止めの坐薬と結石の排出を促す飲み薬が処方されました。
尿管結石の症状で一番恐ろしいのは、何といっても背中・脇腹・下腹部などに起こる激しい痛み(疝痛発作)です。
突然経験したことがない激痛に襲われて、救急車で搬送される人も珍しくありません。
私は泌尿器科で上部尿路結石と診断されてから数日後にこの激痛が来ましたが、幸い自宅兼職場のフリーランス生活なので、痛みが来たときは在宅中。
昼頃、発作に襲われて直ぐに痛み止めの坐薬を注入し、あとは布団を敷いて横に。
「七転八倒」しながら痛みが治まるまで4~5時間耐え抜きました。
ただ、これまでの経験から疝痛発作が起こるのは、毎回1度きり。
何日もこの痛みに苦しめられたことはありませんが、結石が尿管から動かない場合には、継続的に疝痛発作が起こる可能性もあるようです。
疝痛発作は腎臓にある結石が、狭い尿管に落ちたときに起こりやすく、石が尿管に詰まることで尿の流れが悪くなり、腎臓に逆流して圧力がかかる。腎臓は逆流した尿を下に押し戻そうとするのですが、そのとき尿管のけいれんと腎被膜が緊張することにより激痛が走ります。
下腹部の鈍痛と違和感が散発的に続く
疝痛発作が治まってからは、痛みが治まり日常生活に戻ります。
2月中旬から3月下旬ぐらいまでの間は、痛みどころか血尿の症状も見られず体調は完全に普通の状態でした。
でも、結石が出たという感触はありません。
ちょうどこの時期はコロナウイルスが蔓延して外出を控えていたことから、運動する機会が減り、石もじっと尿管にとどまっていたのでしょう。
4月を過ぎてから、痛みと血尿の症状が出始めます。
痛みはのたうち回るような激痛ではなく、下腹部の膀胱周辺を針で断続的につつかれるようなチクチクする鈍痛!!(耐えられる痛み。)
過去5回の経験から、痛みが下腹部に移ってくると結石が下の方に降りてきている証拠で、もう出るだろうと思っていましたが、なかなか出ないんですよねえ。
泌尿器科で毎回レントゲンを撮っても、少しの移動だけ。
でも、下腹部の鈍痛は痛み止めを必要としないレベルで、腎臓も腫れておらず、日常生活への支障はありませんでした。
動かない状態がしばらく続いた後に排石
6月になるとさすがに焦りを感じて、ウォーキングの日数と距離を増やしたり、水・ウラジロガシ茶を毎日2L以上飲んで本気になります。
それでも6月を過ぎても7月を過ぎても変化なし。
もう手術をするしか方法がないのでは?と半ばあきらめかけていたその時、ついにトイレで結石が体外に排出されました。
8月11日の朝方4時頃です。
これまで何度も排石した経験から、石が出るときの感触はわかるもので、一瞬「痛っ!!」と感じる痛みが来てポロっと出る。
残念ながら結石をキャッチすることはできませんでしたが、泌尿器科でレントゲンを撮って消失も確認したので、これによって尿管結石との戦いは終わり!!
一件落着となりました。
尿管結石を早く出すためにやったこと
さて6度目の尿管結石は、2月6日に泌尿器科で診断されてから、8月11日に自然排石されるまで約半年もの時間を要しました。
結石を早く出すためにやったことは、以下の3点。
- 病院で処方された排石を促進する薬を飲む(ウロカルン錠)
- 水分をたっぷりとる(水・ウラジロガシ茶)
- 適度な運動をする(ウォーキング・ランキング)
自然排石の基本は水分をとって、適度な運動をすること。
病院で処方されたウロカルン錠を服用
尿管結石と診断された日に、疝痛発作が来たときに服用する痛み止めの坐薬と結石を体外に排出する効果があるウロカルン錠を処方されました。
まずは、ウロカルンを2錠、1日3回毎食後に7日間服用。
以前もウロカルン錠を出されて飲んだことはありましたが、残念ながらこれを飲んですぐに排石されたことはありません。
とは言っても、服用することで石が早く下に降りた可能性はあります。
なので、もしウロカルン錠が処方された場合は、あまり過度な期待は持たずに「これで出たらラッキーだなぁ」という程度に考えておきましょう。
恐らく処方されるのは最初だけだと思うので、指示通り飲むことをお勧め致します。
水分をたっぷりとる(水・ウラジロガシ茶)
泌尿器科の診察で必ず言われるのが、水分を多めにとることです。
目安としては1日2リットル以上!!
水分をたくさんとって尿量が増えると、尿管のぜんどう運動が活発になり、石が動きやすくなるのです。
私も最初はあまり水分を取ってなかったのですが、なかなか出ないので徐々に焦りが生じ6月以降は、2Lの水をケース買いして毎日1本空けるようにしました。
注意して頂きたいのは、水分であれば何でもいいというわけではありません。
結石の原因となるシュウ酸・糖分・プリン体が大量に含まれる飲み物はNGで、水・麦茶・ほうじ茶・ウラジロガシ茶がおすすめ。
ウラジロガシ茶はウロカルン錠の成分ウラジロガシエキス100%のお茶で、抑石や流石効果があると言われています。

ウロカルン錠と同じで、お茶を飲めば出るわけではありませんが、アマゾンのレビューで体験談が多数報告されているので、試す価値はあると思います。
適度な運動をする(ウォーキング・ランキング)
水分補給と共に意識したのは、適度な運動です。
私はおひとりさまフリーランスで自宅兼職場のデスクワークという環境から、普通のサラリーマンと比べると歩く距離は少なめ。
週に一度、ランキングをしているものの十分ではありません。
結石の下降を促進するためには、何よりも水を飲むことと体を動かすことなので、毎日10,000歩を目標にウォーキングも開始しました。
ランニングは体力がないときついですが、ウォーキングなら誰でもできます。
電車通勤の人なら1駅前で降りて歩いたり、買物に行くときにいつもより遠いスーパーに歩いて行くのもおすすめです。
ウォーキング中にスマホを携帯して、ヘルスケアアプリで歩数を記録すると良いでしょう。
適度な運動をすると当然汗をかきますから、水分の補給量が増えて尿もより出やすくなり、排石促進の効果があります。
なので、結石を早く出すには飲水と運動を心がけて下さい。
6度目の尿管結石体験記!!再発・激痛・血尿・自然排石までの半年を公開:最後に
以上、6度目の尿管結石体験記をざっと振り返っていきました。
何度も石ができて改めて思ったのは、尿管結石でもっとも怖いのは背中・脇腹・下腹部などに突然起こる激しい痛み(疝痛発作)です。
これまでの経験上、発見されたときの石のサイズが5mm前後だと、薬・飲水・運動でほぼ自然排石されると思います。
問題はどれぐらいで出るのかと、継続的な痛みが来るかですね。
疝痛発作が何度も起こるようだと、腎臓が腫れて水腎症という病気になることもあるので、その場合は医師に手術を勧められるかも知れません。
実は、私も2度目なったときに腎臓が何度か腫れて、ESWL(体外衝撃波結石破砕術)という手術で結石を砕いた経験があります。
手術はお金・時間・体への負担もかかるので正直やりたくないですね。
なので、腎臓に継続的な負担と痛みが少なければ、水分を毎日2L以上とってウォーキングなどの適度な運動をしながら、自然排石を待つのがベストです。
結果的に6度目も自然排石に成功したとはいえ、もう勘弁してほしいですね。
今後は二度とできないように、さらに生活習慣を見直そうと思っています。